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ID : 15174
公開日 : 2010年 3月 2日
タイトル
福を招く炭人形いかが 戸沢の業者、フクロウなど3種制作
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新聞名
山形新聞
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元URL.
http://yamagata-np.jp/news/201003/02/kj_2010030200021.php
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写真:
 
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戸沢村名高の矢口人形(矢口誠社長)が、キリの粉でかたどった人形の中に、ナラ枯れの木材を焼いた白炭を詰め込んだ縁起物の炭人形を作った。福を招く「すみ福ろう(不苦労)」など3種類で、同店は「縁起物 の置物としてだけでなく、白炭を利用しているため部屋の消臭にも効果がある」と話す。
 炭人形を考案、制作したのは専務の直樹さん(34)。縁起が良く、地元産の炭を使ったユニークな人形を-と試行錯誤の末、完成させた。苦労知らずの「すみ福ろう(不苦労)」(高さ7.5センチ)、右手を挙げ笑顔の「すみ ねこ」(同11.5センチ)、武将直江兼続の「愛」のかぶとをヒントにした「炭かぶと」(同12センチ)の3種類。
 キリの粉とでんぷんのりなどで作った型に、地元の炭焼き経験者でつくる「きこり倶楽部」(奥山勝夫代表)が焼いたナラ枯れ木材の白炭を詰め込んだ。表面の凹凸を削って滑らかにし炭の粉末を塗り、飾りを付ければ出 来上がり。戸沢村産の炭や県産キリと使う材料にもこだわっている。人形が壊れた場合、土に戻るとあって環境にも優しい。
 「すみねこ」は目が刺しゅう用ひも、ひげはカラーワイヤ、首に鈴、「すみ福ろう」には頭に緑のビニール製葉っぱ、目玉、金色のビーズ7個を付けて縁起物の人形に仕上げた。炭かぶとは、前立てに木製の「愛」の文字と 三日月を取り付けた。
 直樹さんは「すみねこは目のバランス、炭かぶとはかぶとらしく見せる形状に苦労した。飾り物を取り除けば、人形自体がキリの粉や炭でできており、土に戻りやすく環境にもいい」と語る。価格は、すみ福ろう840円、す みねこ1050円、炭かぶと3000円。矢口人形店0233(72)2541。
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