ID : 15120
公開日 : 2010年 2月25日
タイトル
江戸時代の臥龍橋、復元 寒河江工高生が模型を市に贈る
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新聞名
山形新聞
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元URL.
http://yamagata-np.jp/news/201002/24/kj_2010022400501.php
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写真:
写真が掲載されていました
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寒河江市の寒河江工業高(吉田敏明校長)の情報技術科3年生が、同市白岩の寒河江川に架かる臥龍橋の江戸時代の姿を復元した模型を作った。歴史遺産を市民に知ってもらおうと、市からの依頼を受けて制
作したもので、23日、市に寄贈した。3月1日から同市のフローラSAGAEに展示される。
臥龍橋は1827(文政10)年に架けられた木橋で、水流が激しく谷が深い場所に架けたため橋脚がない刎(はね)橋という造り。両岸の岩盤に開けた穴に木材をさし込んで橋げたを支えるという構造で、江戸時代の土木
技術の集大成とされる。庄内と内陸を結ぶ六十里越街道の一部として出羽三山信仰の参拝客が往来した。現在のコンクリート造りの橋は4代目に当たる。
同市は、六十里越街道の文化的価値を再認識し、地域活性化を図る「広域連携・交流促進プロジェクト」に、ほかの自治体などと共に参加している。寒河江工高が小学生を対象に橋の模型作り教室を開催していること
から、その技術でプロジェクトに協力してもらおうと臥龍橋の模型作りを依頼。同校が快諾し、3年の安食一成さん、石子広樹さん、森智浩さん、福井睦美さんの4人が課題研究として昨年夏から制作に取り組んだ。
橋の長さが24間(約43.6メートル)という簡略な設計図が現存するのみだったため、生徒たちはまず詳細な設計図を作成。同じ刎橋の猿橋(山梨県)を参考にパソコンで平面図を作って3次元化した。これを基に実際の2
0分の1の大きさで木材を切断して組み立て、長さ約2メートル70センチ、高さ約50センチの橋を完成させた。
この日、市役所を訪れた生徒たちは佐藤洋樹市長に制作の経緯や工程、苦労を紹介した。福井さんは「普段の授業ではパソコンを使うことが多く、のこぎりや金づちの扱いが難しかった。模型を見て地域の歴史に興味
を持ってもらえたらいい」と話していた。市は模型の展示のほか、生徒の研究内容を紹介する看板を現在の臥龍橋近くに設置する予定。
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