ID : 14989
公開日 : 2010年 2月15日
タイトル
時代劇ロケ地「流れ橋」、流れないよう新工法
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100213-OYT1T00772.htm
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元urltop:
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写真:
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流れ橋を流しません――。昨秋の台風18号で流失した木津川の「流れ橋」(京都府八幡市―久御山町)が15日から、修復工事に入る。
時代劇のロケ地として知られる木製橋は、1953年の設置から計17回流されており、管理する府は、橋げたを5メートルずつつないで、増水時もいかだのように浮かぶ「ユニット化」工法を全面導入する。府は「木材の
流失を防ぎ、名所を守りたい」としている。
自転車・歩行者専用の府道で、正式名「上津屋
こうづや
橋」(全長356・5メートル、幅3・3メートル)は、橋げたが32~50メートルの八つの「塊」に分かれる構造。この橋げたが橋脚とワイヤで結ばれ、増水時に流されても回収できる仕組みだったが、サイズが大きいため、水
流にのまれて、橋板が失われることが多かったという。
昨年も橋げたの一部が流れ、橋板約1700枚のうち230枚が流失、破損し、橋脚4基も崩れた。
ユニット化は、橋げたを約5メートルずつの小分けにして橋板に通されたワイヤでつなぐ。一部で試験的に実施していたところ、昨秋の増水時も水流に沿って浮き上がり、水の力を逃がして、ほとんど破損しなかった。こ
のため、修復に合わせ、同工法に切り替えることにした。総工費は約6500万円で、6月中旬には完了して元の姿を取り戻す。
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