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ID : 14721
公開日 : 2010年 1月22日
タイトル
樹皮が燃料小型ボイラー
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100122-OYT8T00135.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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官民共同開発 樹皮を燃料に使う木材乾燥用のボイラー  製材所などで出る樹皮を燃料とする木材乾燥用の小型ボイラーを、県林業技術センター(矢巾町)がボイラーメーカーなどと共同開発した。これまで、樹皮は産業廃棄物として焼却処分するか、製材所の敷地に野積み するなどしていた。それを燃料として活用することで、廃棄物の処理費用や燃料代の削減になるだけでなく、化石燃料の消費を減らすことで地球温暖化防止にも役立つ技術として注目される。
 樹皮ボイラーは、同センターと盛岡市本町通の設備工事会社「オヤマダエンジニアリング」などが、2007年から共同で技術開発を進めていた。ボイラーは、木材の乾燥に使うためのもので、樹皮を細かく刻む裁断機と 、樹皮に含まれる水分を飛ばすスクリュー、そして、木材を燃やして蒸気を発生させるボイラー部分からなる。
 樹皮を燃やす前に、樹皮に含まれる水分を飛ばし、燃焼効率を上げているのが特徴で、重油を使う通常のボイラーとほぼ同レベルの性能を持っている。
 また、燃料に樹皮を使うことで、重油燃料のボイラーに比べ、燃料代や維持費などの運転コストは4分の1程度に抑えられる。
 大規模な製材所で使われている乾燥用ボイラーに比べて、サイズは10分の1ほど。販売価格も、大型ボイラーが1~2億円かかるのに比べ、2000万円程度で済み、中小規模の製材所でも導入しやすくなっている。
 同センターの東野正主席林業普及指導員は「県内の製材所の大半は中小規模。自社で出る廃材を活用することで、大幅なコスト削減につながる」とする。オヤマダエンジニアリングの新里光男専務は「樹皮ボイラーの 普及で、厳しい状況にある林業の振興につなげてほしい」と期待する。
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