ID : 14570
公開日 : 2009年 12月30日
タイトル
廃棄用端材で“脳トレ”玩具 木製部品加工・販売のカネキチが商品化
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20091229/CK2009122902000176.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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木製部品加工・販売のカネキチ(浜松市南区青屋町、鈴木通信社長)が、木材の端切れを利用して“脳トレ”に役立つ玩具の商品化に取り組んでいる。廃棄コストと環境負荷の低減を兼ねて2年ほど前から着手し
た。開発担当の松本三芳相談役(75)は「ごみを出さず健康にも役立つ」と一石二鳥をPRする。
同社はヤマハ向けに黒鍵などグランドピアノの部品を製造するほか建設会社向けの建材の加工販売などを手掛ける。しかし、楽器の販売不振や住宅市況の低迷で近年は受注が減っている。
金融機関出身の松本さんは捨てていた端材に注目。漢字のシールを張ったサイコロ状の木を並べて四字熟語をつくる「四文字パズル」(4200円)を試作し、関連会社が運営する老人ホームに提供したところ、他の施
設からも「欲しい」との声が出て、本格的に開発を始めた。
側面に穴が開いた木を片手で持ち、同じ手の指でピンを穴に差して遊ぶ「ピンダイス」(500円)は、知人の医師から「脳内の血流を活発にし、老化防止の効果がある」とのお墨付きを得て、高齢者施設などを中心に1
000個以上を販売するヒット商品になった。
9月発売の新商品「やってミラー」(4800円)は、鏡に映った像を見ながらはしで木切れを積み上げたり、輪ゴムを引っ掛けたりするゲーム。鏡の像は実際の動きとは逆になるため、思いのほか難しい。松本さんは「失
敗すると周りがはやし立て、むきになって『やってみろ』と言ってしまうことから名付けた」と笑う。
高級木材を寄せ木細工風に組み合わせた一輪挿し(1800円)なども製作。お年寄りへの贈り物として引き合いが増えているという。松本さんは「品質が一定しない」と量産化には慎重だが、「一つ一つ違うのも味があっ
ていい」と、次の新商品に向けて知恵を絞る。問い合わせはカネキチ=電053(461)8111=へ。
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