ID : 14433
公開日 : 2009年 12月16日
タイトル
間伐材 エコ燃料に
.
新聞名
朝日新聞
.
元URL.
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000000912160002
.
元urltop:
.
写真:
.
森林面積が8割以上を占める揖斐郡(揖斐川、池田、大野の3町)で、切り捨てられたままになっている間伐材を加工して、燃料に生まれ変わらせる取り組みが来年度にも始まる。二酸化炭素(CO2)や、温泉施
設の燃料費の削減につながると期待が高まっている。(石倉徹也)
15日、揖斐郡森林組合(揖斐川町)と地元の建設会社11社が「いび森林資源活用センター協同組合」を立ち上げた。事業費は3年間で5億円。山に放置された間伐材を運び、販売するのが主な役割だ。森林組合と民間
が間伐材の資源化に乗り出すのは全国的にも珍しいという。
総面積の86%が森林地域の揖斐郡3町では、間伐材の利用が進んでいない。運び出すには森に道を作り、木材を積み上げて運ぶ機械やトラックなどが必要だが、森林組合には十分な設備はない。運搬コストがかかる
のもネックだ。
県によると、揖斐郡では95%の間伐材が放置されている。県全体でも85%が切り捨てられたままだという。「野ざらし状態」の間伐材をエネルギーに利用したいと考えた森林組合が、木材運搬のノウハウなどを持つ建
設会社とタッグを組むことにした。
力を入れるのは、「木質バイオマス燃料」の製造だ。間伐材をチップ状に加工し、灯油などに代わる燃料として使う。木を燃やして出るCO2は成育中に木が吸収したもので、大気中のCO2は増えないとされる。協同組
合は「CO2削減に有効」という売り込みで県内外の企業に販売する予定だ。
加工工場は、下水の汚泥や枯れ草などをエネルギーにする「バイオマスタウン構想」を打ち出している揖斐川町を中心に建設する計画で、年間1万8千立方メートルの間伐材を活用したいという。
揖斐川町は3カ所の温泉施設で燃料に使い、灯油の使用量を9割削減する考えだ。CO2の削減も、年間700トンを見込む。同町の担当者は「灯油の価格が上がる中、使いやすく安価な間伐材を積極的に使いたい」と期
待する。
燃料以外にも、住宅の内装用としても需要が見込まれるという。中津川市で間伐材を加工できる合板工場の建設が進んでいる。
木の情報発信基地では、TOPページを平日毎日更新しておりますが、その更新の中に、報道各社のホームページに
掲載されているニュースを毎朝調べ、昨日掲載された情報を集め、リンク形式の1行にその見出しを掲載しています。
2010年現在で毎日平均15本の広い意味での木に関する情報が掲載されています。毎日更新ですから、次の日には消えて
しまいます。これではいかにももったいないので、アーカイプとして分野別に分けて保存しております。このwebページは
「木材、木工、木製品」に関するものを集めています。2006年から開始しましたが、年に2度程度の更新で情報追加いたします。
情報収集の方法はグーグルニュースの検索で調べるというシンプルなものです。