ID : 14245
公開日 : 2009年 12月 3日
タイトル
住友林業 3日続伸も先行き厳しく
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新聞名
MSN産経
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091203/fnc0912030924006-n1.htm
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写真:
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住友林業(コード1911、大証)が割安感から買い戻されている。PBR(株価純資産倍率)は0.74倍で、2日は前日比5円高の660円と3日続伸したが先行きは厳しそうだ。先月の業績予想の下方修正から低迷
が続いたが、原因となった住宅市況の悪化に対する市場の認識は厳しい。オーストラリアの住宅事業にも進出したばかりで海外事業の拡大と国内住宅市況の回復が今後のカギを握る。
先月9日に発表した2010年3月期の売上高は従来予想の8000億円から7400億円に、営業利益は90億円から60億円に引き下げた。「戸建て注文住宅の完工棟数が期初計画を下回るなど売上高が減少する見込み
」のためだ。この日を挟んで、11月2日の703円から13日の627円まで8日続落し、下落率は11%に達した。18日には10年度税制改正で、新築住宅にかかる固定資産税の減額措置延長を原則認めないとする総務省
の査定原案が伝わり、14円安の608円まで売られた。
2本柱は「木材・建材事業」と「住宅および住宅関連事業」。いずれも住宅市況の影響を大きく受ける。住宅着工戸数などは最悪期は脱したものの環境は厳しく、野村証券金融経済研究所は「需要の回復水準は低位にとど
まる」と予測する。 政府では「エコ住宅ポイント」などの需要刺激策を検討するが、住宅は家電のように「ポイントがあるから」と気軽に購入に踏み切ることができる価格ではなく、効果は未知数だ。
【アナリストの一言】 木材・建材部門は、住宅部門に比べても市況の影響を受けやすく、利益の落ち込みが懸念される。政府の「エコ住宅ポイント」は、仕組みにもよるが(取りざたされる)1000億円の規模でどこまで需
要を刺激できるか期待はあるが不透明だ。
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