ID : 13888
公開日 : 2009年 11月 4日
タイトル
木のおもちゃ本場欧州へ
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20091105-OYT8T00074.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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制作歴30年、山崎さん精巧自信作ぞろい
フランスに持ち込む木製玩具と山崎さん
市川市国分の「いなほ幼稚園」園長、山崎和男さん(64)は7、8日、手作りの木製玩具約40点を引っ提げて、フランスで開催される日仏文化交流事業「サムライ ジャポン」に参加する。木製玩具の本場欧州で日本製
への期待度は低いというが、山崎さんは「独創的な作品ばかり。本場をアッと驚かしたい」と意欲をみせる。
木製玩具を作り始めたのは約30年前。長男にクレーン車を作ったところ、いつまでも遊び続けた。その姿を見て「木製玩具は細かな手の動きを養う」と確信。早速、園児用にとアイデアを絞った。
幼児教育は「本で知識を得て、おもちゃで感覚を育てる」と考えていた。車などをただ木製にするのでは、感覚は育たない。握る、ひねる、たたく、押す。手の動きを鍛えられるよう、工夫を重ねた。
木杭(くい)を打つと、別の木杭が現れる「終わりのないハンマー」、ロープと滑車を組み合わせた「手こぎ車」、木製のはさみ、縫い針、包丁、斧(おの)……。木バネの仕掛けのある木板は折れることも、割れることもない
。これまで、六つの特許を取ったという。
1988年以降、2~4年に1回、東京・銀座で6回の個展を開いてきた。そんな折、特色豊かな作品が、日本の伝統芸能、文化をフランスで紹介する「サムライ ジャポン」事務局の目に留まった。今春、出展の依頼を受
けた。
山崎さんによると、木製玩具の大半は輸入品で、国内生産は民芸品が多い。フランス、ドイツ、北欧などは制作が特に盛んで、出展リストを見た現地の反応は「日本製玩具と言えばゲーム機では」と、冷ややかという。
これまでの制作数は230点以上。今回持ち込むのは自信作ばかりで、日本色を出すため、土俵下に木バネを埋めた「とんとん相撲」や、たたくだけの「連続ダルマ落とし」などもある。公開は7日に地方都市、8日にパリ
で行う。
山崎さんは「匠(たくみ)の技、とまではいかないが、外国製に比べ、精巧なうえ強度がある。子どもが夢中になるのは、園児たちで実証済み。フランスの子どもたちばかりか、大人も喜ぶはず」と話している。
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