ID : 13554
公開日 : 2009年 10月15日
タイトル
火縄銃台木、国内最大級と判明 小浜、歴史民俗資料館が保管
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新聞名
福井新聞
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元URL.
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news3/article.php?storyid=1056
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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小浜市の福井県立若狭歴史民俗資料館が保管する江戸時代に小浜藩で使われた火縄銃の台木が、現存するものとしては国内最大級であることが同館の調査で分かった。台木は17日に同館で始まる特別展「
若狭小浜藩」で初公開される。11月15日まで。
この大火縄銃は砲身が第二次大戦中の金属回収で供出され、木製の台部分と、引き金など金具を付けるための穴しか残っていない。さらに先端部が折れているため、全長は不明。しかし残された台木の長さは285セ
ンチあり、完形なら3メートルを超すとみられている。
これは現存するものでは国内最長とされる堺市博物館が所蔵する全長300センチの慶長大火縄銃(大阪府指定文化財)に匹敵する長さ。同博物館のものは1610(慶長15)年、大坂の陣を前に製造され、照準可能な
距離は1キロメートル以上あったと推測されている。
こうした大火縄銃は西洋方式の大砲より以前に製造された古式の銃。主に慶長年間にかけて城攻めのために用いられたが、戦いのない時代になるとあまりつくられなくなった。同資料館では小浜藩のものも江戸時代初
期に製造されたとみているが、幕末に異国船からの防備のために藩が建設した川崎台場に設置されていたともいわれている。
また小浜藩に関する史料によると、1634(寛永11)年、将軍徳川家光が酒井忠勝に若狭国を与えた際、若狭国を守るために巨砲2挺(ちょう)を下賜したとあり、資料館では、そのうちの1挺の可能性もあるとしている
。
台木は今から約40年前、若狭高、小浜水産高、若狭農林高の3校が行った民俗資料収集で回収され、小浜市に預けられた後、同資料館に移管されていた。
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