ID : 13546
公開日 : 2009年 10月15日
タイトル
NCN 地元業者に技術供与 高強度住宅部材、九州でも製造
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新聞名
フジサンケイ ビジネスアイ
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元URL.
http://www.business-i.jp/news/venture-page/news/200910140083a.nwc
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元urltop:
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写真:
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エヌ・シー・エヌ(NCN、東京都港区)は、九州地区の木材関連業者5社で構成する「ランバー宮崎協同組合」(ランバー宮崎)に住宅部材の製造技術を供与する契約を結んだ。これを受けてランバー宮崎は、
NCNの設計に基づいた住宅用のプレカット部材を九州で初めて生産する。
◆全国7拠点目
NCNは「SE構法」と呼ばれる独自の住宅工法を開発し、工務店(施工店)などにノウハウを供与するとともに、住宅設計を請け負うなどの独特のビジネスを展開している。
今回の提携は、九州でも現地施工店が部材を調達できるようにするのが狙い。
提携に伴ってランバー宮崎は、組合のプレカット工場(宮崎市)にSE構法用部材の製造ラインを新設。当面、月間20棟相当分の部材を製造し、将来的には40棟分まで引き上げる。
ランバー宮崎はCAM(コンピューター利用製造システム)などを含めて、約1億5000万円の設備投資を実施した。
NCNの指定プレカット工場は、千葉や神奈川などに次いで全国で7拠点目となり、九州地区では初めて。これまでは大阪の指定工場から必要な部材をプレカットし、九州へ供給していたが、現地に供給拠点を設けるこ
とで物流コストの削減や納期短縮につながる。
◆大空間を実現
また、11月からは九州地区でビルダーや工務店などを対象に、SE構法の機能などを解説し、登録施工店の資格を取得するための講習会を開く。九州地区の登録施工店は現在5社だが、同社では「2010年度をめど
に50社程度まで増やす計画」(総合企画室)。
SE構法は高精度なプレカットによって作られた集成材を軸組部分に、接合部には独自開発による金物を使用することで建物の強度を高めた点が特徴。これによって、建物に大きな空間を設けることなどが可能にな
る。また、CAD(コンピューター利用設計システム)と連動した解析を物件ごとに行うことで、構造計算のデータを基に高い安全性を確保できる。
NCNは、施主が登録施工店と打ち合わせて作成したラフなプランや図面を基に、(1)専用CADで建物の外観や内部の立体的なパースを作成(2)構造のチェック、施主の最終確認を得る(3)その後、データをプレカッ
ト工場にオンラインで送って集成材を加工する-といった部分を担当している。
ビジネスのパートナーとなる登録施工店は、全国で522社(2009年3月時点)。
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