ID : 13172
公開日 : 2009年 9月11日
タイトル
溝から橋脚の部材の木材が県内初出土
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000909100005
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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福山市神辺町下御領の御領遺跡を発掘調査している県教育事業団埋蔵文化財調査室は9日、弥生時代中期後半から後期にかけての人工的な大型の溝が見つかり、底から橋脚の部材とみられる柱状の木材が県
内で初めて出土したと発表した。土留め用の板さく、くいをはじめ、薄く加工した小さな板状の木製品なども出土しており同調査室は「弥生時代の土木技術を知るうえで貴重な資料」としている。
御領遺跡は東西約1・6キロ、南北約1・4キロに広がる縄文時代から中・近世にかけての複合遺跡。見つかった溝は幅約6メートル、深さ約1・6メートル。人工的に掘られたもので、断面はU字形になっていた。柱状の木
材は直径約15センチ。周りは粘土で強固に固められていた。約5メートル東側に柱穴が見つかっていて、柱状の木材は溝の東西を結ぶように架けられた橋の橋脚の部材とみられている。
溝からはこのほか、土砂が崩れるのを防ぐための土留め用の板状のさく、くいも見つかった。長さ約9センチ、幅約3センチ、厚さ約1ミリの加工した板状の木製品も出土。細いひも状のものを通す直径約1ミリの五つの穴
も開けられていた。
同調査室の島田朋之・調査研究員は「弥生時代の人たちが高度で緻密(ち・みつ)な土木作業を行っていたことを証明する遺構や遺物が多数見つかった。今後の調査で当時の土木技術がさらに明らかになるのでは」と
話していた。
現地見学会は12日午後1時から。市水道局神辺営業所の駐車場を利用できる。問い合わせは、御領遺跡調査事務所(080・1633・9989)へ。
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