ID　：　13156

公開日　：　2009年 9月10日

タイトル

林業支援へポイント制　日田中央木材市場　総額１０００万円を還元　創立５０周年記念「老舗の志」　１６日から１年

新聞名

西日本新聞

元URL.

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/120852

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日田市友田の日田中央木材市場（十時和之社長）が、原木市に参加する出荷者や原木運搬のトラック運転手、製材所などの買方（かいかた）に対し“ポイント還元”方式で支援金を支払うことになった。同市場の 創立５０周年記念事業の一環。十時社長は「日本三大林業地帯の一つの日田地方で、公益機能も持つ山林を守ってきた林業関係者のみなさんに、老舗市場として考え抜いた志（こころざし）。ぜひ受け取ってほしい」と話 している。
　同市内には７カ所の原木市場があり、日田木材市場は１９６１年７月に設立した老舗。取扱量も上位に位置するが、他の市場と同じく林業不振や価格低迷に苦しんでいる。このため、来年の５０周年記念事業として、関係 者による派手な式典や記念誌づくりなどを取りやめて簡素化。「記念事業そのものを林業関係者を支援できるものしたい」（十時社長）と総額１０００万円を準備し、支援金支払いを決めた。支援金は、出荷者には原木１立 方メートルに対し１ポイント（１００円）、トラック運転手には１回運搬に付き１ポイント（同）などとなっている。ポイントがある程度たまった時点で、同市場内の事務所で現金と交換する。１６日の創立４９周年記念市から来 年９月の同５０周年記念市までの１年間、ほぼ毎月２回計２３回の原木市が対象となる。
　十時社長は「支援金は業界初の試みと聞いている。原木市場は年々苦しくなるばかりだが、支援金で関係者に少しでも元気になってほしい」と話している。

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