ID : 13147
公開日 : 2009年 9月 7日
タイトル
島根・浜田市教委所蔵の木製仏像頭部、石見国分寺の本尊?
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://osaka.yomiuri.co.jp/inishie/news/is90908a.htm?from=sub
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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確認されれば全国初
石見国分寺創建期の本尊の可能性が高い仏像頭部(県立石見美術館で)
島根県益田市有明町の県立石見美術館は7日、浜田市教委が所蔵する木製の仏像頭部が、8世紀に浜田市で創建された石見国分寺の本尊、如来像である可能性が高いとする調査結果を発表した。国分寺は奈良時代、
聖武天皇の命で全国66か所に建立されたが、創建期の本尊は残っておらず、確認されれば全国で初めてという。
仏像頭部は高さ69・2センチ、最大幅26・6センチ。保管していた寺の火災で江戸時代に焼け、表面は炭化している。由来を示す文献はないが、「石見国分寺本尊の薬師如来像」と伝えられていた。復元すると約120
センチの座像になるとみられる。
関西大の長谷洋一教授(仏像彫刻史)が調査し、仏像頭部の鼻の突起や耳穴が加工されず、わずかに土が付着していたことから、奈良時代に盛んだった技法で、木製の芯に土を張り付け加工する「木心(もくしん)塑像」
の心木(しんぼく)と判断した。年輪年代法など科学的測定は行われていない。同美術館の椋木賢治主任学芸員は「全国でも国分寺創建時を知りうる資料はまれ。当時の本尊を推察する貴重な資料」と話した。
調査は、18日から同美術館で開かれる企画展「千年の祈り―石見の仏像―」に先立ち、展示予定品の学術調査の一環で実施された。企画展には、仏像頭部のほか、県西部ゆかりの、飛鳥時代から江戸時代までの仏像
計33点を展示する。問い合わせは同美術館(0856・31・1860)。
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