ID : 14979
公開日 : 2010年 2月10日
タイトル
木造建築の継手と仕口、分かりやすく 鶴岡の富樫さんが専門書発
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新聞名
山形新聞
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元URL.
http://yamagata-np.jp/news/201002/10/kj_2010021000180.php
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写真:
写真が掲載されていました
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鶴岡市みどり町、1級建築士富樫新三さん(80)が、在来工法の木材接合を図解した建築専門書「木造建築の継手(つぎて)と仕口(しぐち)」(理工学社出版)を発刊した。立体図などによる図解を多用して用途
や加工の要点をまとめており、富樫さんは「日本古来の建築文化を広く理解してもらい、将来に残していきたい」と話している。
富樫さんは、1961(昭和36)年から89年まで鶴岡工業高建築科の実習講師を務める傍ら、鶴岡高等職業訓練校などで非常勤講師として指導に力を注いできた。現在は、厚生労働省が職業訓練校の生徒らを対象に出版
した教科書の監修を務めている。
自身5作目の著書は、木造建築の在来工法である「継手」と「仕口」がテーマ。継手は木材に切れ込みを入れて並列に接合し、仕口は直角または角度を付けて木材をつなぐ工法。いずれも金具を使わずに、いかに丈夫
に接合するかが重要であり、この技術は一般の木造建築などに応用されている。
著書は、(1)継手(2)一般仕口(3)小屋組部材仕口(4)付録-の4項目で構成。側面図、平面図などを用いて、土台や梁(はり)など部分ごとに応じた木材の接合の仕方や、こう配に緩急を付けながら木材へと切れ込みを入れ
る方法などを分かりやすく解説している。付録では、木材の基礎知識や専門用語の解説なども盛り込んでおり、「現場で活躍する専門職から学生まで、幅広く活用してもらいたい」と話している。
B5判変形型で147ページ。全国の書店で取り扱っている。問い合わせは理工学社03
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