ID　：　12832

公開日　：　2009年 8月12日

タイトル

錦帯橋：５年に一度の“健康診断”　強度、腐食調査始まる

新聞名

毎日新聞

元URL.

http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20090811ddlk35040462000c.html

元urltop:

写真:

　

　国の名勝・錦帯橋（岩国市）で１０日、橋の強度や木材の腐食の様子を調べる健全度調査が始まった。１２日まで。
　調査は、１９６３年から５年に一度実施。９３年と９８年の調査で、橋の老朽化が明らかになったことから「平成の架け替え」が行われることになった。平成の架け替え後では、０４年８月に続いて２回目の調査になる。
　調査は、早稲田大学理工学術総合研究所に委託。人が渡ったときの橋の揺れの様子や、重さによるたわみ具合など、強度に関する調査は、社会環境工学科の依田照彦教授の研究室が担当。木材の腐食の状況などは、 建築学科の輿石直幸准教授の研究室が受け持つ。
　初日の１０日は午後２時過ぎから、依田教授と輿石准教授、それぞれの研究室の学生ら２１人が集合。材質を検査する学生らは橋の裏側が調べられるように取り付けられた足場にもぐりこみ、木材に含まれる水分などを 調査。強度を検査する学生らは、橋の高低差を測量したり、人が渡ったときの揺れ具合を測定した。
　１２日には岩国高校の有志の生徒１２０人が橋の上に整列して強度試験がある。

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