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ID : 12828
公開日 : 2009年 8月10日
タイトル
全国戦没者追悼式へ木曽ヒノキで慰霊の柱 遺族会見守る
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20090810/KT090809SJI090005000022.htm
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元urltop:
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写真:
 
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 15日の全国戦没者追悼式に向け、慰霊の標柱になる木曽ヒノキのかんな掛け作業が9日、木曽郡上松町の製材会社「池田木材」であった。大きなかんなで職人が黙々と行う作業を、今回初めて地元遺族会の お年寄りたち約20人が見守った。
 池田聡寿(そうじゅ)社長(49)によると、木曽ヒノキは樹齢約400年の大木。同町と同郡大桑村境の峠近くで伐採されて4日に丸太の状態で入り、7日に製材した。同社が標柱製作を請け負うのは8年目という。
 この日は、毎年作業を担当している地元の大工、上田均さん(60)や、全国の職人でつくる「削ろう会」の県内のメンバー3人が作業。45・5センチ角、長さ4メートル55センチになるよう、何種類もある大型のかんなを 使って透けるような薄さで慎重に削っていった。
 池田社長は、木目の美しいかんなくずの「削り華(ばな)」が出るたびに遺族会のお年寄り一人一人に手渡した。フィリピンで父を亡くしたという女性(70)は削り華2枚を丁寧に折り畳み、「お盆が近いので仏壇に飾って供 養したい」と話した。
 標柱は、13日には追悼式会場の日本武道館(東京都千代田区)に届き、書家が「全国戦没者之霊」と揮毫(きごう)して立てられるという。池田社長は「これだけ立派な木曽ヒノキに向かって責任のある仕事をすることが でき、ありがたい」と話していた。
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