ID : 12806
公開日 : 2009年 8月 6日
タイトル
高級材の端材 小物に“変身” フルタニランバーが試作
.
新聞名
中日新聞
.
元URL.
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2009080702000187.html
.
元urltop:
.
写真:
写真が掲載されていました
.
焼却処理より環境に優しく 販路開拓が課題 木材・木材加工品販売のフルタニランバー(金沢市)は、端材を活用した小物の試作に取り組んでいる。すでにはし、はし箱、名刺入れが完成。チークやウオールナ
ットなどの高級材を使いながら、価格を低くできるのが強み。販路開拓が課題だが、古谷謙明社長は「環境に優しい商品であり、端材が商品として流れるルートづくりをできれば」と話している。(室石和夫)
同社は床や羽目板、デッキ用など建築木材の加工販売をしており、大量の端材が出る。しかし、引取価格が安く、これまでは焼却処分してきた。景気の悪化もあり「これではもったいない」と小物への加工を着想。漆器産
地である石川県輪島市の業者に依頼してはしに、地元の家具業者にはし箱に加工してもらった。
はしは、高級家具や船などに使うチークを利用。硬い上、油分を含んでいるため水に強く、意外に適材であることが分かった。はし箱は白いメープルにパドックやウオールナットを組み合わせ、天然木の色で変化をつけ
た。不必要にふたが開かないよう磁石を仕込む工夫もした。
さらに、古谷社長がファンである木工作家丹野則雄さん(北海道旭川市)に端材を送って制作を依頼していた名刺入れも、約二年がかりで完成。ラインナップに加わった。
「材料屋なので販路がない」(古谷社長)ため、現在は試作の段階。はしは二万膳(ぜん)作ったが、はし箱は千個、名刺入れは百個のみ。定価は、はしは一膳三百円、はし箱は三千円。作家ものの名刺入れは八千五百円
とした。
はしは箱単位(二百膳)の販売としており、建材商社から展示会の記念品としての注文も。日用品を扱う県外業者からの問い合わせもあり、古谷社長は「環境商品として理解を広げたい」としている。
木の情報発信基地では、TOPページを平日毎日更新しておりますが、その更新の中に、報道各社のホームページに
掲載されているニュースを毎朝調べ、昨日掲載された情報を集め、リンク形式の1行にその見出しを掲載しています。
2010年現在で毎日平均15本の広い意味での木に関する情報が掲載されています。毎日更新ですから、次の日には消えて
しまいます。これではいかにももったいないので、アーカイプとして分野別に分けて保存しております。このwebページは
「木材、木工、木製品」に関するものを集めています。2006年から開始しましたが、年に2度程度の更新で情報追加いたします。
情報収集の方法はグーグルニュースの検索で調べるというシンプルなものです。