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ID : 12701
公開日 : 2009年 7月30日
タイトル
伝統工芸現場で学ぶ 県南振興局・インターンシップ
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新聞名
岩手日報
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元URL.
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090729_14
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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県南広域振興局(藤尾善一局長)による「伝統工芸インターンシップ」は奥州、一関両市の3事業所で8月7日まで行われている。県内外から応募した6人が約2週間、南部鉄器、岩谷堂箪笥(たんす)、秀衡塗の 各工房で伝統工芸士による直接指導を受けながら制作に熱中。「精密さに驚いた」「伝統を受け継ぎたい」と、岩手のものづくりのこだわりと魅力に現場で触れている。
 同振興局の独自事業で、伝統工芸産業への就業促進を目的に3年目の取り組み。県内外の学生、社会人計6人が参加した。実習は南部鉄器の佐藤鋳金工芸(奥州市水沢区)、岩谷堂箪笥の藤里木工所(同市江刺区)、秀 衡塗の丸三漆器(一関市大東町)の3事業所で27日から8月7日まで実施している。
 このうち藤里木工所(及川孝一代表取締役)には、本県のほか千葉県、長野県の計4人が参加。期間内に小型のたんすを1個制作する。木から部材を取り出す「木取り」、組み立て、漆塗り、彫金作りなど、すべての工程 を職人の指導を受けながら手作業で学ぶ。
 武蔵野美術大(東京都)2年の伊藤昌代さんは「かんなを使うのも初めてで大変だけど、工程をすべて体験できる実習はない。岩谷堂箪笥の精密さに驚いた」と充実の表情。県立産業技術短期大学校(矢巾町)1年の岩 泉喜宏さんは「家具職員になりたくて参加した。伝統を継げるよう、正確な職人の技を覚えたい」と意欲を語った。
 指導に当たる同社専務で伝統工芸士の及川雄(ゆう)さん(47)は「機械化が進み、ものづくりを手で学ぶ場がない。家具の基本を学ぶとともに、伝統工芸の魅力も感じてほしい」と期待する。
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