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ID : 12632
公開日 : 2009年 7月16日
タイトル
大アカマツの2代目、接ぎ木し誕生 最上町の県指定天然記念物
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新聞名
山形新聞
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元URL.
http://yamagata-np.jp/news/200907/17/kj_2009071700299.php
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写真:
 
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最上町東法田にある県指定天然記念物「東法田の大アカマツ」の遺伝子を受け継ぐ苗木が誕生した。町の依頼を受けた独立行政法人森林総合研究所林木育種センター東北育種場(岩手県滝沢村)が、切り取っ た大アカマツの枝を台木に接ぎ木し、3年がかりで育ててきた「2代目の大アカマツ」。1メートルほどに成長した苗木15本は先月、同町に戻り、ゆかりのある寺などに植栽された。
 日本一といわれる「東法田の大アカマツ」は東法田小の北側にあり、樹齢500~600年。樹高26メートル、幹回り(高さ1.5メートル地点)は8.5メートルで、1993年に県天然記念物に指定されている。
 町は毎年、樹勢などを調査したり、樹木医の指導を受けて消毒、肥料管理などに当たっている。樹勢の衰えが目立つこの大アカマツを後世に残したいという地区住民の要望を受けた町が、「林木遺伝子銀行110番」を 設け衰弱している天然記念物の巨樹や名木などの苗木の生育に取り組んでいる同研究所に依頼した。
県指定天然記念物の「東法田の大アカマツ」  同研究所は2006年、30センチほどの大アカマツの枝30本を、別のアカマツの台木に接ぎ木して育ててきた。このうち20本が「2代目の大アカマツ」として高さ1メートルほどに成長。先月、苗木15本を所有者の同町に返 し、残り5本を研究所が万一に備えて育てている。
 同研究所遺伝資源管理課の佐藤亜樹彦収集管理係長は「大アカマツの原木が弱り、枝も活力がなく、成功するかどうか心配だった。1回で20本の接ぎ木が成功したケースは珍しい」とし、「アカマツが巨木になるまでに は長い年月がかかるが、町と連携しながら大切に見守り続けていきたい」と話す。
 町は、大アカマツとゆかりのある元所有者らに13本を配った。その1つ、昌泉寺(同町法田、菊川昌彦住職)には2本の苗木を配布。菊川住職は「1615(元和元)年に建立された昌泉寺が火災に遭い、現在地に移転するま での200年余りの間、裏山にあって寺を見守っていたのが大アカマツ。苗木が贈られた時は感謝でいっぱいになった。大アカマツの“分身の松”として大切に育てていく。説明などを記した石柱を建てて後世に伝えてい きたい」と喜ぶ。町も「大アカマツが枯死しないように万全を期して保全していく。同時に2代目の苗木も大事にしていきたい」と話している。
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