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ID : 12593
公開日 : 2009年 7月19日
タイトル
カラマツ業界 道が支援 住宅建材の開発 施設使用に補助
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/178051.html
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元urltop:
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写真:
 
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道は、国の追加経済対策で新設された「森林整備加速化・林業再生基金」を活用し、世界同時不況で減産が続く道内のカラマツ製材業界の支援に乗り出す。景気の影響を受けやすい輸出産業向けの梱包(こんぽ う)材から、付加価値の高い住宅建材へ、3年間かけて生産品の転換を図る。
 基金の道への配分は1年で40億円、3年間で120億円の予定。活用法の詳細は今後詰めるが、林道整備や造林、製品開発など幅広く使える見込みで、道では梱包材よりも高度な技術を必要とする住宅建材生産のた めの研究開発費を、上限3千万円で援助する方針だ。
 また、学校の武道場や地域の社会福祉施設、地域の交流施設などを建築する際、内装材などに道産カラマツ材などを利用すると、使用量に応じて補助する制度も設ける。
 道内のカラマツ製材工場は、主力の輸出用の車部品や電気製品などを保護する梱包材の需要が落ち込み、減産を強いられている。道水産林務部によると、カラマツの製材出荷量は昨年9月は4万6千立方メートルあ ったのが、12月に3万9千立方メートルに落ち込んだ。今年に入っても減産は続き、1~5月の出荷量も前年比40%減の13万2千立方メートル。6月の生産も「低迷から抜け出せていない」(同部)という。
 道と北海道森林組合連合会(道森連)などのまとめでは、全道16カ所の森林組合の製材工場のうち、今年1月は9工場が生産調整をしていたが、5月には14カ所に拡大。一時解雇者も1月は1工場4人だったが、5月は 4工場計23人と増加している。
 十勝管内の民間製材工場では週に4日あった夜勤を休止した。工場の代表者(61)は「需要急減は過去に経験したことがない長さで、数億円の売り上げを失い、蓄えてきたものをはき出してしのいでいる」と語り、道の 早急な支援に期待している。
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