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ID : 12584
公開日 : 2009年 7月21日
タイトル
放置人工林を「環境保全型」に誘導 京都府内で4万5000ヘクタ
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009072000020&genre=A2&area=K00
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元urltop:
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写真:
 
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京都府は、今後10~20年間の森林整備の方向性を定めた「府森林利用保全指針」をまとめた。府内の森林を「木材生産型」と「環境保全型」に大別。本来は販売目的だったが放置されている人工林約4万5千ヘ クタールを「環境保全型」として誘導し、効率よく手入れしていく。
 府内には現在、民有林が約33万5千ヘクタールある。内訳は人工林が約12万6千ヘクタール、天然林が約20万9千ヘクタール。
 指針では、人工林の約3分の2に当たる約8万1千ヘクタールは「管理が行き届いている」とみて、良質な木材や北山丸太などを生産する「木材生産型」に区分する。一方、天然林はすべて水源保全などが目的の「環境 保全型」とし、原則的に管理は自然の力に委ねる。
 また、人工林の約3分の1に当たる約4万5千ヘクタールは管理が行き届かず、さらに放置すれば荒廃が進むため「環境保全型」に区分けした。人工林はスギ、ヒノキなど針葉樹が多いが、ナラやカシなど広葉樹を増や し、動植物も住みやすい混交林に誘導する。
 例えば、山をライン状やスポット状に伐採し、光を入りやすくして、広葉樹の自然発生も促すことなどを検討しているという。
 このほか、京都らしく神社仏閣用の木材を提供する森づくりや、森林整備への住民参加も促進。林業の担い手確保も推進する。
 府農林水産部は「放置されている人工林は、所有者に経済的な木材か、負担も少ない公益森林を目指すか、意向を聞き、手入れを進めたい」としている。
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