ID : 12428
公開日 : 2009年 7月 3日
タイトル
ウイスキー樽に新たな命 仙台で木工展
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090704t15039.htm
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写真:
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蒸留所での役割を終えたウイスキー樽(だる)を、再利用して作った家具や小物を展示するリサイクル木工展が、仙台市青葉区の東北工大一番町ロビーで開かれている。古い樽材に新たな命が吹き込まれ、琥
珀(こはく)色の輝きを放っている。8日まで、入場無料。
展示されているのは、電話台やいす、コースター、ペン立てなど約30点。同じ素材で作ったナットとボルトで組んだテーブルや展示用のついたても並ぶ。
いずれも材料は25年程度使われた、高級なホワイトオーク製の樽。樽の上下にある平らな「鏡」と呼ばれる部分の板(直径60~90センチ)を使い、東北工大研究支援センターものづくり相談室技師の佐伯吉勝さん(5
6)=土木工学=が作った。
佐伯さんは、青葉区作並に工房を構える木工作家の顔も持つ。15年ほど前から、近くのニッカウヰスキー仙台工場で使用済みとなった鏡の部分を譲り受け、木工の材料に再利用してきた。
着色せず、オイルや漆を表面に塗ると「ウイスキーのような琥珀色」(佐伯さん)に仕上がる。アルコールの影響で黒く染まった部分もあるが、佐伯さんはそのままデザインに生かし、オセロテーブルなどを作る。
新材を使うより費用や乾燥時間を大幅に減らせるのが利点。最近は中国などで床材に再生されることも多い。このため、再利用の試みは各地で行われているが、洗練された意匠は少ない。佐伯さんは「樽の再利用はエ
コにもなる。樽でこんなものも作れる、ということを見てほしい」と話す。
来場者には、樽で作ったコースターをプレゼントする。4、5日は樽材を使ったおもちゃ作りに挑戦できる(無料、両日とも25人限定)。連絡先は同ロビー022(723)0538。
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