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ID : 12224
公開日 : 2009年 6月21日
タイトル
【静岡】「森と住まいの会」が『環境の時代と木造住宅』に
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新聞名
建通新聞
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元URL.
http://www.kentsu.co.jp/shizuoka/news/p02199.html
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元urltop:
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写真:
 
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■ 【静岡】「森と住まいの会」が『環境の時代と木造住宅』に ■  日本建築士連合会(藤本昌也会長)が発刊した『環境の時代と木造住宅』(日経BP社刊)に、静岡県からは「住まいづくりサロン」に取り組む「森と住まいの会」が掲載された。
 「森と住まい会」は、県西部地域に活動の拠点を置く4人の設計者の集まり。意気投合した4人は「住まいの本質を語る場がほしい」と活動を開始した。1998年の発足以来、開催した「住まいづくりサロン」は50回を超え、 その輪は確実に広がっている。会のメンバーにサロンの内容、そして継続の秘訣と今後の展開について聞いた。
(聞き手は報道部=岸田琢磨) 4人の出会い、そして「地域」で共感  4人の出会いは、静岡県と静岡県木材協同組合連合会が主催した、地域住宅産業推進事業。その委員として参加し、地域における住まいづくりについて議論した。大屋広康氏(大屋建築計画事務所=浜松市中区)は「当 時、建築家で在来工法による木造住宅を語る人は少なかった」と振り返る。
 そのうち4人で「地域」をキーワードに活動したいと意気投合した。「当時は、シックハウス症候群がマスコミにより広がり、家を造るなら自然素材でという考え方も増えてきたころだと思う」と青島明弘氏(青島工房=磐田 市)。坂田卓也氏(アトリエ樫=浜松市南区)は「そのころの地元林業者は、東京へ材木を売るだけで、地元で使うなんて考えてもみなかったようだ。地元で買えば意外と安いこともその時に知った」と振り返る。同じ地域の 人が同じ地域の人のために造る地域型の木造建築へ、地元の「天竜材」と漆喰(しっくい)や土、紙など自然素材を使って「住まい手の満足する家をつくりたい」と方向が決まった。
 ここまでの道のりは、わいわいと気楽に、そしてまじめに語り合った結果であった。そしてこの会にはリーダーがいない。「会の継続を考えた時、それが一番良いと思った」とは全員一致の意見。皆が「同じ方向を向いて いる」と信頼し合っているのだ。
「住まいづくりサロン」は“互いの顔が見える住まいづくり”  「暮らしがあって家がある。そして、家を“買う”のではなく“造る”」(青島氏)という「住まいの本質」を語るため「人と自然になじむ家を、住まい手、造り手、設計者、木材生産者などのネットワークを構築し共感する場」 を目指した。その「住まいづくりサロン」は2カ月に1回ペースで開き、すでに50回を超えた。「住まい手と造り手を結び、造る喜びや自然の大切さを“体験”してもらいたい」(大屋氏)。山や製材所、住宅の骨組みの見学か ら障子、襖の張り方体験、畳の話を聞くなど内容はさまざま。そうした中で「木の質感、香り、家を造るプロセスを知ることでモノに対する価値を共有する」(坂田氏)、と参加者同士が信頼関係を結んでいくことを大切にし ている。この会は業者で組織する取引の場ではない。住まい手も業者もこの活動に共感する者だけが残っていく。「お互いに無理をしない関係だから安心して参加してもらえる」(青島氏)。これが長く続く理由だ。
「これまでの活動をまとめ、新たな仕掛けを模索」  ことしで11年目を迎える「森と住まいの会」。今では「自然素材」「地域」など同じようなキャッチフレーズで事業展開する業者であふれている。青島氏は「これまでの10年間の活動をまとめ、今後の方向性に役立てたい 。新しい住まい手を呼び込む仕掛けも必要だろうし、もっと技術的な話をする場も増やしたい」と、今後の展開を4人で模索していくという。だが、現実を見れば山林の荒廃や職人不足など地域による住まいづくりの未来は 困難な道ともいえる。
 坂田氏は「働く喜びは、そこにいることを知ってもらうこと。つまり腕を振るう場、人の目に触れる機会があれば頑張れるし、その職に就きたいと思う人も増える。現在の仕組みでは工務店が大工を育てるのは経営的に 困難な状況だ。だが昔の家は、近くの大工に任せるのが当たり前といった“木造建築のコミュニティー”があった。これからも活動を絶やさないことで、昔とは違う新たな仕組みを定着とさせたい」と抱負を語る。
 そして大屋氏は「インターネットを見ると、いろいろな情報が飛び交っているが本当に大切な情報は、顔を合わさなければ得ることはできない。一度この活動に触れてもらいたいですね」と締めくくった。
森と住まいの会(TEL&FAX053・443・0285) http://www.morisuma.ne.jp ※眞瀬悦邦氏(番匠=浜松市西区)は、都合により取材に出席できませんでした。
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