ID : 12196
公開日 : 2009年 6月18日
タイトル
梅干し加工 県の環境大賞受賞/和歌山・JA紀南 循環型農業が評価
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新聞名
日本農業新聞
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元URL.
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=9486
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元urltop:
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写真:
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】JA紀南は、梅干し加工の工程で発生する残さ対策でこのほど、県が主催する「第8回わかやま環境大賞」を受賞した。最高位に当たる大賞で、調味残液や種などの残さを堆肥(たいひ)化する循環型農業が評
価された。
梅干し加工の過程では大量の調味残液と梅の種が産業廃棄物として発生するが、紀南地方には最終処理場がなかった。
JAは田辺港輸入木材協同組合と協力し、調味残液から出る汚泥を、木材の皮と混ぜて発酵させ堆肥化することに成功。種については、ネックになっている高い塩分濃度を、JAが簡易脱塩装置を考案して対応。塩分を
0.5%にまで下げ、堆肥化できるようにした。
この体制ができたことで、農家が生産した梅干しをJAが2次加工し、その際に出る調味液や種の廃棄物を堆肥にし、農家がこれを利用する、という循環型農業ができるようになった。
2007年度は、1955トンの調味残液から発生した汚泥で814トン、種は236トンの堆肥化が実現。約2200トンの産業廃棄物を抑制でき、調味残さの再利用率は99.7%にのぼった。
さらに田辺港輸入木材組合に加工を委託することで、設備投資、堆肥化に関する専門知識や技術の習得が不要になるなどコスト面でのメリットも出せた。
JA加工部の林行則研究開発室長は「田辺港輸入木材組合と、堆肥を利用する農家のおかげで受賞につながった。これからも、地球環境に優しい加工場の運営に努めたい」と話している。
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