ID : 12121
公開日 : 2009年 6月17日
タイトル
間伐材でマイ箸やハンガー 丹波市森林組合が開
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002026884.shtml
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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間伐材を使った加工品の販路を企業に求め、国産材の需要創出と企業の環境保護活動を同時に推し進める試みを、丹波市森林組合(中尾正文組合長)が始めた。オリジナルのマイ箸(はし)やIC(集積回路)カ
ード用ケースなど5製品を試作。顧客への記念品用などとして企業に売り込む。(太中麻美)
丹波市の森林は面積約3万7000ヘクタール。市域の4分の3を占め、木材約8000立方メートルにあたるスギやヒノキが育つ。
だが、2、3年前から製紙工場の減産や木造住宅の減少で価格の変動が激しくなり、1本3万円台だった直径18~20センチのヒノキの丸太は1万5000円近くまで落ち込んでいる。合板や集成材の需要も減り続けている
。
また、後継者不足などから間伐ができず、荒廃する森も増えており、同組合は間伐材を生かすビジネスを模索。木工品がCO2(二酸化炭素)を吸収、固定化し、CO2削減に役立つ点に着目した。木工品を企業が購入す
れば、工場などのCO2排出量を相殺できる「カーボンオフセット」にあたるとアピール。全国森林組合連合会主催の「環境貢献ビジネスモデル事業」にも認められ、年間400万円の助成を受けた。
スギやヒノキの間伐材を製材し、宍粟市や神河町の木材加工業者に依頼。マイ箸やICカード用ケース、ハンガー、トレー、メモ立てを試作した。箸は塗りを透明にし、木目を感じ取れるように。カードケースには洋菓子
の装飾やビーズ細工をあしらい、デザイン性の高い製品に仕上げた。
環境保護活動として理解してくれる企業を探しており、近くインターネットでの販売も計画。丹波市森林組合山南支所の緒方秀樹係長は「これまでは木を切り出して売るだけで、営業という概念がなかった。生き残るため
には、地元の木材の魅力を直接伝えることが必要」と話している。
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