ID　：　11995

公開日　：　2009年 5月28日

タイトル

伐採ケヤキ、いつも一緒 藤崎が携帯ストラップ製作

新聞名

河北新報

元URL.

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090529t15041.htm

写真:

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仙台市地下鉄東西線の建設工事に伴って伐採された青葉通のケヤキを材料に、藤崎（青葉区）が携帯ストラップを作った。太白区の身体障害者授産施設「一寿園」に製作を依頼した。６月７日、障害のあるなしに 関係なく音楽を楽しむ「とっておきの音楽祭」の会場の一つ、藤崎本館前で、募金に協力した市民に一寿園の通所者らがストラップを配布する。
　ストラップの飾りはハート形で、１．５センチと１センチの２個で一組。１０００組を作った。異なる木の部材を使うことで、大小が違う色に仕上がった。ひも部分はピンクと白の２色。２個で一組なのは、人と人とのつながり を表現しているという。
　製作を請け負った一寿園では、通所者４人が木材のカットから、文字のプリント、金具付け、封入まで全工程を担った。
　作業に当たった青葉区の安部安二さん（５６）は「細かい手仕事が多く、根気が必要だった」と言う。一寿園も「仕事の受注増は施設として助かる」と感謝する。
　藤崎は「市から譲り受けたケヤキを記念品として残せてうれしい。企業として社会貢献ができたと思う」と話している。
　とっておきの音楽祭は、市内に２６ステージを設けて開催される。藤崎本館前では、一寿園の通所者が作っている木工品も販売する。

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