ID : 11844
公開日 : 2009年 5月22日
タイトル
師にささぐ極みの技 二戸市で木工の個展
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新聞名
岩手日報
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元URL.
http://www.iwate-np.co.jp/kanko/f2009/f0905/f200905232.htm
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元urltop:
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写真:
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雫石町御明神のおりつめ木工の和山忠吉(ちゅうきち)さん(51)の個展は二十二日、二戸市福岡の阿部繁孝商店ギャラリーで開幕した。一九九六年から全国百四十カ所以上で開催してきたが、出身地の二戸で
は初めて。木工の道に導いた中学時代の恩師が企画した。福岡中の先輩で、一月に亡くなった福田繁雄さんがデザインした作品も並び、二人の師に感謝を込める。
個展は二十四日までの三日間。県産杉や青森ヒバのオブジェ、いす、ベッドなど三十点で、一部を除き販売している。柔らかな曲線、着色しない白木からぬくもりが伝わる。
目を引くのは「星のトリック引き出し」。世界的グラフィックデザイナーの福田さんが昨年、個展をプロデュースしデザインした。中央は五つの引き出しに見えるが、一体の引き戸になっている仕掛けだ。
福岡中時代、建築大工志望だった和山さんに、大工ではなく木工の道を勧めたのは担任だった矢野勝二さん(70)。数年前に東京駅で会い、郷里での個展を提案した。
矢野さんは「小柄で、手先が器用だったので、細かいものを作る方が向いていると思った。手伝いができてうれしい」と喜ぶ。
郷里での個展に和山さんは「木工に進んだのは矢野先生のおかげ。福田先生には多くのことを教わった。これを新たなスタートにしていい仕事をしていきたい」と感謝する。
和山さんは七九年の技能五輪全国大会金メダル、労働大臣表彰。国内クラフト展で入選を重ねている。
個展は午前十時から午後五時まで。問い合わせは、おりつめ木工(019・692・6220)へ。
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