ID　：　11628

公開日　：　2009年 5月　7日

タイトル

２・６メートル、１トン　元寇の巨大木製碇展示

新聞名

47NEWS

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約７３０年前の「元寇」で元軍の戦艦が使っていた巨大な木製碇（いかり）が、松浦市鷹島町の埋蔵文化財センターで公開されている。１９９４年に伊万里湾の海底から引き上げられたもので、来館者を歴史のロマ ンに誘っている。
　鷹島肥前大橋開通に合わせ、同センターの目玉にしようと展示。碇は中心部の長さは約２・６メートル、碇石を含めた重さは約１トン。長さ約４０メートル、幅約１０メートル、９０～１００人が乗り組んだ元軍最大級の戦艦の 碇と推定される。
　保存作業を終え、３日から一般公開が始まった。隣接する鷹島歴史民俗資料館には、元寇関連の約３００点が展示されており、同センターは「７００年以上の時を超えた歴史を感じてほしい」と話している。
　元寇の弘安の役（１２８１年）では約４４００隻、１４万人の元軍が鷹島周辺に集結し、暴風雨で大半が海に沈んでいる。１９８０年から海底調査が実施され、約３０００点の武器や陶器などが見つかっている。
【写真】一般公開されている元軍戦艦の「大碇」＝松浦市鷹島町の鷹島埋蔵文化財センター

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