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ID : 11622
公開日 : 2009年 5月11日
タイトル
森守る国産割りばし、間伐材を活用し製造
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://kyushu.yomiuri.co.jp/magazine/life/905/li_090511.htm
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元urltop:
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写真:
複数の写真が掲載されていました
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割りばしを巡る事情に変化がみえる。安価な輸入ものに対して劣勢が続く国産ものへの見直し機運が高まってきたのだ。使い捨てが資源の無駄遣いと非難されがちだったが、国内の間伐材を活用すれば森の保 護にもつながる。「割りばしをすべて国産に」。そんな夢を広げる熊本県・天草の製材所を訪ねた。
 「切り出された木材を無駄なく使わないともったいないですからね」。上天草市の松島木材センター(鍬本行広社長)で割りばしを担当する金井行光さん(49)は笑顔を見せた。
 1964年の創業以来、県産スギで建築用材などを製造してきたこの製材所で、間伐材の端材を使った割りばしづくりが始まったのは3年前だ。工場内は、さわやかな木の香りに包まれ、ちょっとした森林浴気分になる。皮 をむき乾燥させた端材は機械で裁断され、切り込みが入れられ、次々に割りばしになっていく。ピンク色を帯びた木肌や、つややかな木目が美しい。
 同センターの出荷量は1か月約50万膳。大阪、熊本、福岡、東京などの販売業者や飲食店向けだ。また昨年は、JTB九州(福岡市中央区)の企画で、九州の旅館、ホテル18施設に同センター製の割りばしが1万膳ずつ 配られた。今年も夏ごろから配布予定。はし袋には「九州の元気な森林づくりを応援しています」のメッセージがある。
 ■松島木材センター(0969・56・2222)  身近にも広がる利用  国産間伐材を使った割りばしを、国土緑化推進機構が昨年7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)に10万膳提供して話題になったが、身近でも様々な利用促進の取り組みが行われている。
      □  全国大学生活協同組合連合会(大学生協連)は98年から、生協食堂での国産割りばし使用を進めている。生産者との橋渡しをしてきたNPO法人樹恩ネットワーク(東京)事務局長の鹿住貴之さん(36)は「学生の間で 森林保護への関心も高まった」と言う。08年度は64大学の205店で計約1000万膳が使われた。
      □  コンビニエンスストアのミニストップ(本部・千葉市)は「国内の森林活性化」などを掲げ、06年から国産割りばしを販売。1膳5円で、全国約900店、九州でも福岡、佐賀、大分県内の店舗で扱っている。
      □  広告入りのはし袋で、割高な製造コストを補おうという試みも。02年にはNPO法人エコメディア・ファンデーション(東京)がこの事業を始め、環境ビジネス支援企業のハートツリー(同)は昨年から、ローソンが女性向け に展開する「ナチュラルローソン」82店で、「アドバシ」と名付けた広告入り割りばしを供給している。
      □  奈良県のはし問屋でつくる吉野杉箸商工業協同組合は2月、福岡市・天神で買い物客らに間伐材割りばしを配ってアピール。同県は国内産の8割前後を占めるとされるだけに危機感は強い。熊谷禎弥理事長(62)は「ア ンケートに『香りがいい』『手になじむ』といった回答が寄せられ、反応は上々」と話す。
 山口大生協はリサイクルに  山口大生協は、食堂で使用済みの国産割りばしのリサイクルに取り組んでいる。
 同生協は大学生協連に賛同して、国産割りばしを2000年に導入。毎月3~4万膳使っており「捨てるのはもったいない」と、再利用を考えた。使用後の割りばしは鳥取県の製紙工場に送られ、住宅や家具用などの圧縮 材に加工される。運送費用は生協が負担しているそうだ。
 同生協第1学生食堂「ボーノ」店長の加瀬野広樹さん(50)は「ごみの減量にもつながる」と話している。
 輸入ものが97%  林野庁のまとめでは、08年の国内割りばし消費量は227億膳に上る。輸入ものが約97%を占め、そのほとんどが中国産という。国産は6億膳に過ぎず、89年の115億膳と比べると20分の1近い激減ぶりだ。
 最大の要因は価格差とみられている。輸入ものが安い人件費などを背景に、1膳1円前後というのに対し、国産は2、3円はかかるらしい。近年、マイはしを持ち歩く人や、洗って繰り返し使える「リターナブルはし」を置く 店が増えたことも、割りばしの需要に影響を与えているようだ。
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