ID : 11453
公開日 : 2009年 4月22日
タイトル
流木で景勝地再現 流木アート
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090422-OYT8T00046.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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宮古・中村さん
作品の前で収集した流木を手にする中村さん(宮古市上鼻の工房で)
浜辺で拾い集めた流木を使い、三陸沿岸の景勝地を再現する「流木アート」に宮古市西ヶ丘の中村良雄さん(72)が取り組んでいる。海をイメージして青く塗ったベニヤ板の上に、流木を並べて自然の岩に見立てるとい
う独自の技法で様々な風景を表現している。
流木アートを始めるようになったのは、浄土ヶ浜を歩いていて何気なく流木を拾ったのがきっかけだった。
中村さんは、宮古市内の材木加工会社を5年前に退職してから、市内の浜辺を散策するのが楽しみになった。長く材木を扱う仕事をしてきたが、海辺で見かけた流木は、同じ木でもまるで違った。
「川から海に流れて浜に漂着するまでの間に、流木は、虫に食われて穴が空いたり、丸みを帯びたりして、一つ一つ表情が違う」
中村さんはすっかり流木のとりこになり、気に入った流木を持って帰るようになった。
やがて、自宅に並んだ流木を眺めるうちに、これで何か作品にできないか考えるようになった。美術の心得があったわけでもなく、とりあえず流木で置物を作ってみようとしたが納得のいくものはできなかった。
そして、2年前、流木を眺めていると、その形が三陸海岸でよく見かける海から突き出た岩の形に似ていることに気付き、流木を使って海岸の風景を再現することを思いついた。
中村さんは、カメラを手に三陸沿岸の景勝地の風景を撮影して回り、岩の並び方や色合いなどを研究した。流木は漂白剤で白くしたり、アクリル塗料で色を塗ったりはするが、形はそのまま生かすのがルール。
「流木を眺めながらあれこれ海岸の風景を考えるのが楽しいし、流木を拾い集めるのも今まで以上に熱心になった」と中村さん。マイペースで制作に励みながらも、これまでに浄土ヶ浜(宮古市)や北山崎(田野畑村)、
穴通磯(大船渡市)など、三陸沿岸を中心とした県内約30か所の景勝地を流木アートで再現した。
中村さんは「趣味で始めた創作だが、様々な表情を持つ流木から、三陸海岸の魅力を感じ取ってもらえれば」と話している。
中村さんの作品「三王岩」「浄土ヶ浜」「?ヶ埼灯台」の3作品は、23日までシートピアなあど(宮古市臨港通)に展示されている。
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