ID　：　11448

公開日　：　2009年 4月20日

タイトル

ビル内に木の温か空間 東山・市内産木材ＰＲへ工房

新聞名

京都新聞

元URL.

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009042100091&genre=K1&area=K1E

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写真:

　

北山杉など京都市内産の木材の魅力を発信する工房「彩暮（さくら）」がこのほど、東山区に完成した。京都市の「京の山杣人（そまびと）工房事業」の一環で、コンクリート建築のビルの一室を木のぬくもりある空 間に仕上げたのが特徴。誰でも見学でき、「マンションやオフィスの改修にも木材が有効に使えることを実感してほしい」としている。
　杣人工房は、市が地域の工務店などと協力し、市内各区に一つずつ地元の木材活用拠点となるモデル工房を造る試み。他の１０区では京町家など住宅を想定した工房が多い。
　彩暮は東山区の建築会社が昨秋から、設計と改装を進めてきた。約４０平方メートルのオフィスの壁を、北山杉などで作った大きな展示棚兼仕切り壁に変えたほか、入り口の戸も木目が優しい印象のデザインに一新した 。改装費は市の補助金を含む約７５０万円。
　森本均社長(54)は「ビル建築にも木を採り入れることで独特の個性が生まれる」と話し、市民向け講習会なども予定している。平日と第１、第３土曜に見学できる。彩暮・ＴＥＬ０７５(551)０５７０。

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