ID　：　11362

公開日　：　2009年 4月17日

タイトル

材木商直営家具店「ウッドワーク」が15周年－看板犬も人気に

新聞名

上野経済新聞

元URL.

http://ueno.keizai.biz/headline/371/

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御徒町の家具店「WOODWORK（ウッドワーク）」（台東区台東4、TEL 03-3833-2797）が15周年を迎えた。経営は創業112年の材木商「下甚（しもじん）商店」（同）。
　1897（明治30）年に創業した下甚商店は、創業100年を迎えた1994年に新規事業として小売りを行う同店をオープン。テーブル、いす、収納や小物などの木製品を扱う。「材木商として得たノウハウや経験を生かし、木 を使うことに意義・価値があるものや、『あったらいいな』を質の高い素材とチャーミングなデザイン・実用性を追及し実現する」（同店）をコンセプトに展開。店舗地下に工房を構え、同店専属の職人が商品の企画からデ ザイン・製造まで、すべて一貫して行う。
　テーブルはカスタムメードで、客は天板に使用する一枚板を選択し、いすに合わせて足の高さと位置を調整し納品する。価格は30万円～50万円で、納品までに約1カ月を要する。広報担当の杉島さんは「材質が良く、 材木商だからこそわかる美しく見える木を扱っている。お客さんを工房にお連れして、もの作りの工程を見学してもらい、その価値と手間を確認してもらってから購入していただく」と話す。
　同店では、看板犬「ベティー」も人気を集める。ベティーは約2年半前、ペット用美容室に置き去りにされていたところ、同社専務の家族が引き取り看板犬となった。犬種は「ウェストハイランドホワイトテリア」で雌の5歳。
全10色ある同店のロゴが入った服を着て毎日出勤し、天気がいい日にはエントランス前に寝転び、通りを行く人の目を引いている。同店ブログでは不定期に「今日のベティー」と題した記事も公開、「めざましテレビ」（フ ジテレビ）の「きょうのわんこ」に出演したこともある。
　「店舗を出している責任を果たすため、今後も品質にこだわった商品を作っていくことはもちろん、こだわった商品を出していることをたくさんの人に知ってもらう必要がある」と杉島さん。「さらに100年続く会社・店舗を 目指したい」とも。

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