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ID : 11009
公開日 : 2009年 3月24日
タイトル
白老の能登さんが倒れた史跡のアカマツを観音像に再生
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新聞名
47NEWS
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元URL.
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/03/24/20090324m_08.html
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元urltop:
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写真:
 
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白老町高砂町の木彫家、能登康昭さん(60)はこのほど、台風で倒れた陣屋史跡のアカマツを使った「陣屋観音」を制作、仙台陣屋保存会(伊東稔会長)に寄贈した。陣屋にまつわる新たな文化の誕生だ。
 会社勤めの傍ら彫刻を趣味にしている能登さんは、木彫で2科展に5回入選している本格派。平成19年には「今も生きるアイヌ森竹竹市」と題した、セン材を使用した木像を森竹竹市研究会に寄贈している。
 今回制作した「陣屋観音」は高さ70センチ(本体)。平成15年9月の台風14号で倒れ、乾燥保存してあった仙台藩元陣屋史跡の道内最古級のアカマツの幹と端材を使用、約4カ月かけて仕上げた。胴枯病や台風によ る倒木などで史跡内のアカマツは残り1本となっているだけに、作品は歴史木を後世に残す手段としても注目されていた。
 19日に仙台藩元陣屋資料館で行われた贈呈式では、能登さんと伊東会長が木像を除幕。能登さんは「アカマツは柔らかく、木につやがあって美しい。彫りやすかった。今まで彫った中でもいい出来だし、きれいに仕上 がった」と感想を話し、伊東会長も感謝の言葉を述べていた。
 「陣屋観音」は4月19日まで同館で開かれている「白老郷土美術展」で公開されるほか、展示後は史跡内の塩竈神社社殿で保管される。
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