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ID : 10997
公開日 : 2009年 3月24日
タイトル
「古里のよき時代」ミニチュアで表現 下市町の今西さん
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/nara/090325/nar0903250304000-n1.htm
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写真:
 
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筏(いかだ)を使った木材搬出や、山間の里の特産品だった和紙作りを再現したミニチュアが、奈良県下市町下市の下市観光文化センターに展示され、半世紀以上前の産業の様子を伝える“地域遺産”として親 しまれている。製作・寄贈したのは同町谷の農業、今西稔さん(76)。約10年前、子供のころの記憶をもとに作り上げた。今西さんは「古里にこんな時代があったことを知ってほしい」と話している。
 今西さんは、長年勤務した自動車学校を退職後の平成12年ごろ、ミニチュア製作を思い立った。林業が盛んだった町南部の旧丹生地区で育った今西さんが最初に取り組んだのは、山から切り出した木材を筏に組んで 丹生川を流して運ぶ搬出作業だった。
 製作に際しては、少年時代の記憶を下地に、かつて実際に搬出作業に従事した古老から作業の様子を聞き取りした。筏を組んでの木材搬出は明治末ごろに始まり昭和19年まで、10月から翌年5月までの比較的寒い時 期に行われ、同川などを流し五條を経て和歌山まで運んだ。しかし戦後は、トラック輸送の発達により姿を消した。
 取材を踏まえたミニチュア製作は、実際の20~40分の1のスケールをめどに、1カ月ほどかけて取り組んだ。作業に従事する人たちを針金と紙粘土で作り、切り出した木材を川べりまで滑らせて運ぶ木馬(きんま)や筏 流しを木の端切れで製作し、ウレタン塗料で着色。人の模型には布の端切れを張り付けて着物を模した。
 今西さんは「根気のいる作業で、模型の人の姿勢など、実際に見ていないと再現できない」と、出来映えに胸を張る。
 木材搬出を完成させたあとは、生まれ育った旧丹生地区で行われていた和紙生産や、米や麦の農作業の様子を伝えるミニチュアを製作。これまでに作ったミニチュアは計5セットにのぼり、同センターや町内の小学校に 寄贈したり、町民の作品を展示する町展に出展したりした。
 「小さいころからモノ作りが好きだったが、ミニチュアは根気のいる作業」と話す今西さん。今は、盆や菓子器などの木製品作りに取り組むとともに、子供たちの夏休みには宿題の講師を務め、モノづくりを通して古里の歴 史を語り伝えている。
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