ID　：　12391

公開日　：　2009年 6月30日

タイトル

道産家具を上海で売り込め　旭川などの５社あすから展示　「市場開拓を」

新聞名

北海道新聞

元URL.

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/172413.html

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旭川家具などの道産高級家具が、２０日から上海で開かれる北海道美術展「雪国の華」の会場で展示される。中国で、道産家具の本格的な展示会は初めてという。中国では道東を舞台にした映画の大ヒットで北 海道人気が高まっており、関係者は「人気を追い風に、道産家具を富裕層に売り込む足がかりにしたい」と期待している。
　出展するのは旭川家具製造最大手のカンディハウス（旭川）、匠工芸（上川管内東神楽町）、木心庵（札幌）など５社。木製のダイニング・テーブル、いす、ベンチなどの高級家具１３点が並ぶ。
　道産家具の展示は、上海で家具販売や輸出を手がける「キー・インターナショナル上海」の安藤浩二郎副総経理（３４）＝札幌出身＝の努力で実現した。
　道内在住の若手作家らの作品を集めた美術展は７月１９日まで開かれるが、「道産家具で彩りを添え、北海道の空間を作りたかった」という。展示家具への引き合いがあれば、注文も受け付ける。
　安藤さんは「デザインだけではなく、塗装や仕上げ、耐久性にも優れた道産家具を、中国で本格的に売り込みたい」と意欲的。今後、中国発の北海道ツアーに道産家具の観賞・注文ができるコースを組み込むことも、旅 行会社とともに検討する。
　米国やドイツに家具を輸出しているカンディハウスの青沼豊常務（５６）は「展示会をきっかけに、経済発展著しい中国市場を開拓したい」と話している。

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