ID　：　10794

公開日　：　2009年 3月　9日

タイトル

「舟つきの松」木片プレゼント　記憶に残す催し

新聞名

読売新聞

元URL.

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20090308-OYT8T00762.htm

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２月に伐採された松江市南田町の元市天然記念物「舟つきの松」を市民の記憶に残してもらおうと８日、同市北田町の市立母衣小で、松の木片を地元住民らに無料譲渡する催しが開かれた。
　松は樹齢３００年以上、高さは約６・７メートルにも達し、江戸期には松江藩主が舟をつないだという名木だが、枯死したため、惜しまれながら伐採された。
　行事は地元有志らでつくる「舟つきの松記念事業実行委員会」（三島敏暢会長）が主催。伐採された松を市から譲り受け、約１００片に切り分けた。
　形や大きさが様々な枝や幹が並べられた会場には、市民約３０人が訪れ、熱心に選んでいた。松が生えていた場所近くに住む主婦宮下淳子さん（７７）は「玄関に飾って、子どもの頃から見てきた松のある風景を思い出 したい」と話していた。
　同実行委は松の思い出などを集めた記念誌を作成中で、松の幹でモニュメントを作り、母衣小に寄贈することも計画している。

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