ID　：　10687

公開日　：　2009年 2月27日

タイトル

「日田の山々を本来の姿に」　広葉樹４８種　６１アールに植樹

新聞名

読売新聞

元URL.

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/80105

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日田市内の１２団体でつくる日田市民環境会議「水と森部会」（財津忠幸部会長）が中心となってスタートした「自然の森林（もり）づくりプロジェクト」が２６日、同市萩尾の市有林に広葉樹４８種の芽や苗を植えた。
　●「自然の森林プロジェクト」　成長　１０年以上観察へ 　同プロジェクトは、水と森部会が市森林組合や県西部振興局など林業関係機関に呼び掛け、昨年１２月から活動を開始。森が持つ「自生する力」を生かして広葉樹林を広げる活動を目的にしている。
　日田市の森林は全国平均の２倍となる約８割が人工林。材木価格の低迷などから一部人工林の荒廃が問題化しており、同プロジェクトは放置されたり、さら地になったりした山の環境保護も目指している。
　この日は、メンバー２６人が、杉とヒノキの伐採跡地になっていた６１アールの市有林にカシやナラ、ヤマツツジなど４８種の芽や苗を植樹した。
　植樹したエリアには、１００平方メートルの実験地を９カ所作り、自然の状態での成長過程を１０年間以上かけて観察していく。財津部会長は「日田の山々が本来の姿に戻れるよう、これからも見守っていきたい」と話した 。

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