ID : 10640
公開日 : 2009年 2月21日
タイトル
オリジナルを心掛け 筑波山系のふもとで制作に励む木工作家 小田島 久則さん
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20090222/CK2009022202000099.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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里山暮らしにあこがれ、石岡市大塚(旧八郷町)の筑波山系のふもとに自宅を建てたのは九年前。「とにかく街の生活から離れて、田舎で暮らしたかった」。二年後、隣に念願の丸太小屋工房が完成。豊かな木々
に囲まれ、木工制作に励む毎日だ。
生まれは東京都港区。根っからの都会育ちを木工作家に向かわせたきっかけは、絵の専門学校一年生の時に旅行先で出合ったハンググライダーだった。
「長野県の菅平でたまたまハンググライダーに出合い、すっかり魅せられてしまった。ハンググライダーメーカーの方に誘われ、そのままその会社に就職してしまいました」
専門学校は中退。就職先で翼のカラーや装備、ウエアなどのデザインを手掛けた後、別のスカイスポーツ関連会社に移籍した。「その会社が当時の八郷町に工場を建て、スクールも開いていた。インストラクターとし
て毎週土、日には必ず八郷に来ていた」
そのような生活から木工の世界に引き込まれたのは-。
「仕事で長野や岐阜に出掛けた時など、木工作家の作品を目にして、魅力や面白さを感じていた。もともと木の質感やぬくもりが好きだったのと、何よりものづくりをしたかった」。そして、「人生の後半は木工の仕事で暮
らしたい」と思いを募らせた。
四十歳を過ぎてから始めた木工作家としての暮らし。技術は独学で習得した。まず悩んだのは、工房をどこに構えるか。「長野にしようか、茨城の八郷にしようか」。八郷を選んだのは「いろいろな面で住みやすく、冬が
温暖」だから。
作品はいす、テーブルといった家具から、動物をオブジェ風にあしらったものやキーホルダーなどの小物まで。木の枝を脚に使ったテーブルがユニークだ。制作にあたっては「自然にできた形、雰囲気をできる限り残す
こと。あくまでもオリジナルであること」を心掛ける。
最近、時間をつくっては絵を描くようになった。「感性が養える。木工制作に大いに役立つ」。これら油絵の評判がすこぶるよい。苦笑しながら、「木工より絵を欲しがる方が多いんです」。 (塙幸雄)
おだじま・ひさのり 1955年7月、東京都港区生まれ。絵を描くのが好きで、中学、高校時代は美術部。「子どもを自然の中で育てたい」と、長女の小学校入学に合わせて来県。現在は中学1年生になった長女と6歳年下
の妻真理さんとの3人暮らし。
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