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ID : 10621
公開日 : 2009年 2月21日
タイトル
『100年後 国宝に』 参考は唐招提寺 空襲で焼失 熊谷の石上寺本堂再建
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20090222/CK2009022202000088.html
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元urltop:
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写真:
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一九四五年八月十四日、終戦前日の熊谷空襲で本堂を焼失した熊谷市鎌倉町の石上寺が、本堂の再建を進めている。奈良時代に建立された唐招提寺(奈良県)をモデルにした関東では珍しい設計で、国宝級の 寺院修理を手掛ける宮大工棟梁(とうりょう)らが総工費約二億七千万円で施工する。岡安哲也住職(63)は「素晴らしい本堂ができるので、これを機会に多くの人々に仏様と縁を結んでもらいたい」と話し、二十二日から 三月七日まで供養記名屋根瓦の奉納を受け付ける。 (柏崎智子)  石上寺は、一五七四年に第七代鉢形城主の北条氏邦が開いたといわれる。本堂焼失後は、市内の豪農の仏間を移築し、仮本堂として使用してきた。
 三年前、岡安住職は薬師寺や唐招提寺など国宝の修理に携わった奈良市の宮大工棟梁小川三夫さん(61)を訪ね、本堂の建築を依頼。「列柱の美しい唐招提寺のような建物にしたい」と夢を語った。
 多忙な小川さんだったが「奈良時代の建物を再現する仕事はなかなかない。弟子たちに技術を伝達するいい機会になると思った」といい、ほかの仕事に優先して設計。昨年六月、長男で宮大工棟梁の量市さん(32) の指揮で工事が始まった。
 正面に六本の太い柱が並び、千手観音像を安置する内部は土足で入れる石敷き。彫刻で装飾しない。唐招提寺を思わせるデザインの中で、最も特徴的なのが軒先の長さ。屋根が柱から三メートルも外側へ張り出し、柱 で支えられる建物部分の面積百三十二平方メートルに対し、屋根面積は二倍以上の二百九十七平方メートルにもなる。
 張り出した屋根が瓦の重みに耐えられるよう「三手先(みてさき)」という高度な技術を使い、屋根裏には桔木(はねぎ)と呼ばれる丸太を三十八本仕込んだ。量市さんは「これだけ長い軒はめったにない。一番難しく、腕 の見せ所」と話す。
 材木はカナダ産ヒノキ、瓦は国宝修理に使う瓦をつくる奈良県の山本瓦工業製。小川さんらは「百年後、二百年後に国宝に指定されるような建物になる」と意気込みを見せる。
 完成は来秋の予定で、寺では屋根瓦を葺(ふ)く工事が始まる前に、供養記念瓦の奉納を受け付ける。一枚二千円で、平瓦の裏に自分の名前と供養したい内容を記し、寺に奉納する。募集枚数は九千枚。期間中、寺は 境内に記名所を設置する。
 問い合わせは、石上寺=(電)048(521)0159=へ。
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