ID : 10600
公開日 : 2009年 2月21日
タイトル
早川の材木事業者と江戸の材木問屋
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20090219-OYT8T00968.htm
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元urltop:
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写真:
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古文書が語る山村の活力
中央大の研究会
早川で報告会 早川町をフィールドに、戦国や江戸時代の古文書を研究している「中央大学山村研究会」が、21日に同町で現地報告会を開く。18年前から活動を続けているが、報告会を開くのは初めて。メンバーで
同大講師の荒垣恒明さん(40)は「限界集落など、山村は暗いイメージが多いが、かつては生き生きとした営みにあふれていた。今の生活を見直すきっかけになってほしい」と話している。
研究会は中央大の院生、OBを中心に1991年3月に発足。「戦国時代の先行研究があり、資料も豊富」と早川町を研究地に選んだ。現地を訪ね、民家に残されている主に戦国~江戸、明治時代の家計簿や商取引の様
子などが記された古文書を収集し、昔の山村の生活ぶりを考察したり、山村の歴史の見直しを提起したりしている。8年前からは長野県栄村の秋山郷との比較調査も行っている。
現在は、同大のほか東大、早大の院生、学芸員、教員ら約15人が、週1回の例会や報告集を毎年発表するなどし、町内の日本上流文化圏研究所も協力している。例えば、2006年度の活動報告集では、同町大原野で
発見された資料から、天保時代の鉄砲の管理制度を考察。代官を通じ、鉄砲修復師が厳しく管理する制度があったことを示す一方、ひそかに農民が売買していた実態の存在を推測しており、様々な仕事で生計を立てて
いた人々の息づかいがうかがえる。
現地報告会は、「これまでの研究成果を町民や多くの人に知ってもらおう」と開催を決めた。また、代々伝わってきた古文書は、高齢化、過疎化により紛失や散逸が進んでいるといい、荒垣さんは「古文書には地域の歴史
が詰まっている。後世に引き継ぐ大切さも伝えたい」と訴えている。
研究会メンバーが「早川の火縄銃」「早川の材木事業者と江戸の材木問屋」など4テーマを報告する。午後1時から町交流促進センターで、無料。問い合わせは同研究所((電)0556・45・2160)へ。
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