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ID : 10434
公開日 : 2009年 2月10日
タイトル
新日石、トヨタなど6社が共同研究 バイオ燃料、低コスト一貫製造
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新聞名
フジサンケイ ビジネスアイ
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元URL.
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200902100105a.nwc
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元urltop:
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写真:
 
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 新日本石油、三菱重工業、トヨタ自動車などの6社は9日、食糧と競合しないセルロース系バイオエタノールの一貫製造技術に関する研究開発を行うため、今月下旬に「バイオエタノール革新技術研究組合」を 設立すると発表した。「バイオガソリン」の普及などによって需要増が見込まれるバイオエタノールの安定確保に加え、各社の技術を結集し、コストダウンなどにつなげるのが狙いだ。
 バイオガソリンなどのバイオ燃料は地球温暖化対策の重要な手段の1つとされており、政府の京都議定書目標達成計画では、2010年度までに輸送用燃料として原油換算で年間50万キロリットル導入することを目指 している。
 ただ、従来のバイオエタノールの原料には、糖にしやすいトウモロコシやサトウキビが使われ、世界的な食糧高騰や生態系の破壊の一因となったとの指摘もある。このため、現在は木質系や藻など、食糧と競合しない セルロース系の研究が行われている。同研究組合では国内外の耕作不適地を利用し、効率的に大量収穫できる作物でのバイオエタノール製造を目指して研究を進める考えで、今後5年間で数十億円を投資。15年まで に、バイオエタノールの製造コストを原油と競合できる1リットル当たり40円にまで引き下げることと、年間20万キロリットルを製造できる技術の確立を目標に掲げる。ほかに参加する企業は鹿島、東レ、サッポロエンジ ニアリング。
                   ◇ 【予報図】  ■「国産」で安定供給、商機も拡大  温暖化防止の切り札として世界的な需要増が見込まれるバイオエタノールの事業化に多くの企業が取り組む中、バイオエタノールの製造工程に関して国内トップクラスの技術を持つ6社が結集し、一貫製造技術の確立な どに乗り出したことは、国内向けバイオエタノールの安定供給に寄与しそうだ。
 国内で販売されているバイオエタノールは現在、ブラジルなど海外からの輸入に依存している。需要が高まる中、世界的な“資源”争奪戦になれば、安定供給面に不安が出てくる。このため、政府は国産バイオエタノー ルの製造を後押し。商社やビール会社など多くの企業が事業化に取り組んでいる。
 現在、北海道などで事業化が進められているが、製造コストは国の補助金なしで1リットル当たり150~200円程度と割高。最大のガソリン消費国である米国では、2012年に1リットル当たり30円台にまで製造コスト を下げる目標が掲げられ、政府の支援のもとに研究開発が進められている。
 新興国などでの需要増加で原油価格は将来的に上昇に転じるとの見方が強く、低コストなバイオエタノールの製造技術の必要性が高まるのは必至。研究組合によって低コストで高品質な技術が確立されれば、安定供給 への寄与にとどまらず、新たなビジネスチャンスをもたらす可能性も出てくる。(
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