ID : 10242
公開日 : 2009年 1月20日
タイトル
GS15カ所に到達 大阪府の「E3」普及取り組み
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新聞名
大阪日日新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/090121/20090121001.html
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元urltop:
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写真:
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大阪府は、建設廃木材を原料とするバイオエタノールを3%混合したガソリン「E3」の普及に取り組んでいる。E3を扱うガソリンスタンドは昨年十二月、府が本年度の目標としていた十五カ所に到達。来年度は
さらに数カ所増やし、E3の経済性などを検証する考えだ。
E3を取り扱うガソリンスタンド=大阪市都島区都島本通1丁目の大丸油業
府は二〇〇七年、環境省の委託を受け、地球温暖化対策の一環としてE3の実証実験に着手。堺市のバイオエタノール・ジャパン・関西が廃木材を原料にエタノールを製造し、岡山市の製油所でガソリンと混合、同年十
月から供給を開始した。
当初は事前登録した事業者や自治体の車両だけに供給していたが、〇八年八月から一般車両に販売を拡大。E3を扱うガソリンスタンドは府内の十カ所をはじめ京都、兵庫、和歌山、鳥取の計十五カ所で、月間の販売
量は計五百キロリットルを上回る。
バイオ燃料をめぐっては、石油元売り各社が加盟する石油連盟がE3とは別の方式で普及を推進。このためE3を製造する際のガソリンの調達が課題だったが、昨年十一月にブラジルの国営石油会社ペトロブラス傘下
の南西石油(沖縄県西原町)が供給を開始したことで安定供給にめどが立ち、「E3を扱いたいという業者が増えている」(府地球環境課)という。
大阪市都島区の大丸油業は、〇七年十一月にE3の取り扱いを開始した。能登英男部長は「ガソリンを扱うわれわれが環境に寄与できる商品。よそに先駆けてやってみようと思った」と振り返る。
「商売になるか危惧(きぐ)があった」というが、固定客を中心に月五百-六百リットルを販売。価格はレギュラーガソリンより一リットル当たり一円安く設定し、需要拡大を図っている。
府の実証事業は二三年度までの五年間。能登部長は「実証事業が終わった後、独り立ちできるようにしないといけない。ほかの店とは違う商品を扱っているメリットを生かし、基盤を固めたい」と話している。
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