ID : 10115
公開日 : 2009年 1月14日
タイトル
木質プラスチック:日田市の産学研究チーム、開発に成功 自動車部品などに
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/oita/news/20090109ddlk44040603000c.html
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元urltop:
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写真:
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性能アップとコスト削減も
日田市上津江町の総合林業会社「トライ・ウッド」(井上伸史社長)など産学研究チームが、木質バイオマス(木粉)とプラスチックを混合し、飛躍的な性能アップと大幅コスト削減に道を開く「木質プラスチック」開発に成
功した。金型での流動性が高いため複雑で精密な形状に成型でき、自動車内装材や電化製品、携帯電話、パソコンなどのパーツに応用できるのが特長。09年度に各種メーカーと提携し、商品化を目指す。【楢原義則】
同社は昨年7月、県の循環型環境産業創出事業(20、21年度計1000万円助成)に認定されたのを機に、愛知県豊川市の中日精工(ペレット提供)▽佐賀県みやき町の九州大栄工業(金型成型・製造)▽北九州市の九州
工業大(調査・研究)と開発チームを組んだ。
それぞれ長年の技術とノウハウ、装置を持ち、12月には早くもサンプル(フォークやスプーン、はしなど)製作にこぎつけた。
原料は木粉(スギのおが粉や木くず)とポリプロピレン(PP)のプラスチックで、混合比率は7対3。製造工程は、木粉に蒸気圧力をかけ、乾燥して微粒子に粉砕。ペレット化して樹脂を添加・混合し、射出成型、製品化す
るシステム。これにより、複雑、精密な形状に対応できる。プラスチック製品のほぼすべてで採用されている射出成型がそのまま使用可能なため、大量生産の際はコストを大幅に削減。テスト生産から本格生産への移行
も容易という。
原料の木粉は本来不用な林地残材、製材くずなどを使う。トライ・ウッドの開発担当、渡辺雄一郎さんは「未利用木質資源の有効利用拡大と、環境に優しい開発に大きな意義がある」と話す。
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