ID : 1066
公開日 : 2006年 5月25日
タイトル
建築廃材燃やし暖房に 美唄のマンション 産廃を低減、灯油の半値
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060526&j=0047&k=200605261101
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元urltop:
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写真:
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木質ブリケット」と呼ばれる廃材を粉状にしたバイオマスエネルギーを暖房の燃料にした美唄市内の賃貸マンションが人気だ。暖房費は灯油の半分で済むといい、全二十七室が満室状態。建設した不動産業者
は「木質ブリケット暖房のマンションは国内で初めてではないか」という。
マンションは不動産業永桶(ながおけ)裕明さん(52)らが建設した「ウエストヒルズ」。鉄筋コンクリート五階建てで、一部屋は四十六平方メートルの1LDK。今年三月完成し、一カ月で満室になった。
木質ブリケットは、木質廃材を粉状に破砕してできた木くずを、円筒形に圧縮して作る。同マンションでは、永桶さんが経営する不動産会社の関連会社が生産した太さ七・五センチ、長さ七センチの円筒状の木質ブリケ
ットを、専用ボイラーで燃焼。六五-七○度の湯を各部屋に循環させて暖房にしている。
燃焼効率は良く、永桶さんの試算では灯油の半分のコストで済むといい、居住者の暖房費は一カ月五千円(十月-五月)。
木質ブリケットは木材の材質を選ばないのが特徴で、建築現場などで生じる廃材を再利用でき、産業廃棄物の低減と建設業者の産廃処理費用削減も可能になるという。
永桶さんは一九九九年、世界初の雪冷房マンションを同市内に建設。この取り組みは二○○四年、全国商工会議所青年部連合会のビジネスコンテストで最上位の中小企業庁長官賞を受賞している。
永桶さんは「木質廃材という地域のごみを暖房にする循環型社会の構築を、美唄から全国に発信したい」と話している。
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