ID : 9577
公開日 : 2008年 12月 1日
タイトル
中国茶、6千年の薫り? 浙江省で「茶畑の跡」発見か
.
新聞名
朝日新聞
.
元URL.
http://www.asahi.com/food/news/OSK200811300002.html
.
元urltop:
.
写真:
.
中国茶の産地として知られる中国・浙江省にある余姚(よよう)市の田螺山(でんらさん)遺跡で、6千~5500年前の茶の木らしい植物遺物が発見された。茶の飲用は2千年以上の歴史があるが、いまだ実情が
よく分からない「茶栽培の起源」解明につながるのでは、と注目されている。
同遺跡から出土した動植物遺物などを04年から日中共同で研究している。日本側メンバーの中村慎一・金沢大学教授(中国考古学)らによると、発見された茶の木らしいツバキ属植物の株は計約30本。6千~5500
年前の低湿地だったため、根を張ったままの状態で地中に保存されたらしい。
当時の竪穴建物に沿って掘った長さ約2メートルの楕円(だえん)形の「くぼみ」2基に、ほぼ直線に並ぶように植えられた状態だった。くぼみが人工的に作られていることなどから、中村さんらは当時の人々が列状に植え
た茶畑の可能性があるとみている。現在、詳しい樹種鑑定を進めているが、その葉を「茶」として飲用したのかは不明だという。
茶は中国南部で主に生育。周時代(紀元前1027~同249年)には飲まれていたとされ、唐時代(618~907年)に盛んになり、薬用などとして仏教とともに日本に伝えられたとされる。
田螺山遺跡は長江下流域で01年に分かった約3万平方メートルの古代農耕・集落遺跡。約1万年前とされる稲モミ遺物をはじめ、水田や木橋跡などが出土した。食べかすらしい大量の獣や魚の骨、木製道具、建材など
が見つかっている。(
木の情報発信基地では、TOPページを平日毎日更新しておりますが、その更新の中に、報道各社のホームページに
掲載されているニュースを毎朝調べ、昨日掲載された情報を集め、リンク形式の1行にその見出しを掲載しています。
2010年現在で毎日平均15本の広い意味での木に関する情報が掲載されています。毎日更新ですから、次の日には消えて
しまいます。これではいかにももったいないので、アーカイプとして分野別に分けて保存しております。このwebページは
「木材、木工、木製品」に関するものを集めています。2006年から開始しましたが、年に2度程度の更新で情報追加いたします。
情報収集の方法はグーグルニュースの検索で調べるというシンプルなものです。