ID　：　9553

公開日　：　2008年 11月28日

タイトル

年明け３社が合同　府中家具　ＮＹで展示会

新聞名

読売新聞

元URL.

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20081127-OYT8T00884.htm

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府中市の特産品「府中家具」の海外市場への進出を目指している府中商工会議所は２７日、市内の家具メーカー３社が２００９年１月、初めてニューヨークで合同の作品展示会を開くと発表した。０７年からラスベ ガスの国際見本市に出展を重ね、最大の目標だったニューヨークでの府中家具単独の展示会開催にこぎ着けた。目の肥えた米国の富裕層に受け入れられるように、和の伝統とモダンを融合させた家具の新作などを出 品する予定で、関係者は「世界の経済、文化の中心地で府中家具の魅力をアピールしたい」と張り切っている。
　府中家具は、高級婚礼家具が主力だったが、生活様式の多様化などで１９７０年代をピークに需要が低迷。同市内の家具関連の工業出荷額は７５年の４７０億円から０６年には１３３億円にまで減少し、府中家具工業協同 組合の加盟社も６８社から２３社に減った。このため、同商議所などは０５年度、国の「ＪＡＰＡＮブランド育成支援事業」の指定を受け、海外にも販路を求めようと模索してきた。
　展示会は１月２５～２８日、ニューヨーク５番街のビルで開催。出品メーカーは、佐々木木工（川本一徳社長）、松岡家具製造（那須祥一社長）、松創（松岡佳二社長）の３社で、貝や和紙で装飾したＴＶボード（約１８０万～２ ００万円）や、宝飾品を収納するジュエリーボックス（約２１０万円）、ダイニングセット（約３００万円）など１９点を展示する。
　３社は、０７年１月以降、世界の家具メーカー約８００社が出展するラスベガスの見本市に３回参加しており、同商議所は「ラスベガスの実績が今回の展示会につながった。北米市場に受け入れられつつあると手応えを 感じている。これを機に日本の消費者にも魅力を再認識してほしい」と期待する。松岡家具製造の守次拓副社長（３７）は「洗練されたニューヨークの人に府中家具を売り込みたい」と意気込んでいる。

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