ID : 9236
公開日 : 2008年 10月 9日
タイトル
今期も厳しい木質建材系問屋 更に厳しくなる住宅受注
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新聞名
データ・マックス
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元URL.
http://www.data-max.co.jp/2008/10/post_2874.html
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元urltop:
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写真:
木材業界の記事です
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更に厳しくなる住宅受注
7~8月と2ヶ月続いて対前年比を上回る着工が続いているが、そのトレンドは改正建築基準法施行前の、一昨年の数字よりも悪い年率110万戸ベースの水準である事は前述した。
しかし住宅購入の背景にある経済動向は遥かに悪い(厳しい)方向に滑り落ちて行きつつあり、当面4~5年は自律回復の目処が立たないだろうと悲観的な見通しを述べる経済アナリストが増加しつつある。
今期に入りジューテックやJKホールディングスが関連会社等を整理し特損計上に踏み切ったのも先行きの厳しさを読んでのことであろう。
一方、越智産業はM&Aで吸収した関連会社のリストラや統廃合に踏み出していない。
漸く10月1日付で最大のお荷物である(株)新建(熊本市)の堀社長を越智産業本体の四国ブロック長へ、替わりに同四国ブロック長の谷口氏を新建の社長へ配転する人事を発表した。
同氏は床材メーカーのバンボード社を経て越智産業に入社し40年近くを熊本地区の営業分野で活躍してきただけに熊本地区のマーケットは熟知していると思うが、卸分野が主で直需面での経験が浅いことがやや懸念
される。
M&Aの成功確率は約30%といわれる。同社(越智産業)もこれまで積極果敢なM&Aを続けてきたがここらで3年以上経っても黒字転換できない関連会社だけでなく、採算基準をもう少し嵩上げし、クリアーできないと
ころは統廃合するといった基準を設けることが必要であろう。
(株)松井(札幌市)の買収完了
同社の株式の89.6%を買取り、子会社化したようだ。同社は家庭金物等の卸問屋で札幌、函館の他仙台等の東北地区にも基盤を置いている。
2008年1月の決算では売上高56億9,000万円、営業利益5,100万円、経常利益1億400万円、当期利益4,000万円を計上する優良会社である。
越智産業がこれまで買収してきた建材関連の会社は景気の逆風が吹くと、同分野の企業群であるために屏風を横に広げた形になりモロにアゲンストの風を受け連結の数字を悪化させてきたが今回は、住宅関連と言う
よりも生活関連資材の取扱いであり㈱松井の販売ネットワークに建材を、関東以西の販売ネットワークに生活関連資材を販売していければ相乗効果が生まれることになる。
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