ID : 9214
公開日 : 2008年 10月30日
タイトル
新庄村で森林セラピー
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20081028-OYT8T00763.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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県内最大のブナ林がある毛無山(1218メートル)を抱える新庄村は、国土緑化推進機構などが森林浴の癒やし効果を検証、活用しようと普及を進める「森林セラピー基地」の認定を受け、来春のグランドオー
プンに向け、同山などで官民一体となった整備を進めている。ふもとを巡る約2キロの「ゆりかごの小径(こみち)」では、村内外の有志でつくる「村森林セラピー協議会」=曽我部隆弘会長(66)、25人=が木材チップを
敷き詰めるなど改修。「秋の紅葉も美しい新庄で心身のリフレッシュを」と活用を呼びかけている。
同機構や大学教授らでつくる実行委が、森林浴の科学的効果が検証され、一定水準以上の関連施設や気象条件が整っている地域を森林セラピー基地に認定する取り組みで、新庄村は4月、中国地方で3番目に決まっ
た。中核となる散策路を「セラピーロード」とし、村は3か所に設ける計画。標高700メートル付近にある田浪キャンプ場を発着点にした同小径をメーンにする。
小径は旧牧場の作業道を活用。当初、60メートル前後の高低差があり、認定前の昨年春、有志がルートの一部を切り開いて高低差を約40メートルに緩和し、高齢者も1時間半程度で歩けるように改善した。しかし、路
面がでこぼこの部分もあり、雨の後はぬかるむため、同協議会が手直しすることにした。
作業は10月中旬から延べ約30人が出て約1週間行い、5、6センチの厚さに土を敷き、土が崩れないよう道の両側に、近くの山から切り出した間伐材を敷設。その上に、機械で細かく切断した杉やヒノキのチップを敷い
た。歩きやすく、疲れにくくなったという。
小径では、樹木や土の香りのほか、天然杉の巨木や県レッドデータブックに載っている貴重な動植物も見られ、リラックス効果が増すという。認定後、試験的に開放しており、これまでに約650人が訪れた。
村は村外からの利用者が増え、地域振興につながることも期待。今後、木漏れ日が降り注いだり、渓流のせせらぎが聞こえたりする場所に看板やベンチを設置する予定だ。
周辺では、ブナやカエデなどの紅葉が始まっており、曽我部会長は「春の新緑もいいが、赤や黄色に染まった木々を見たり、落ち葉のかさかさという音を聞いたりして歩くのも癒やしにつながるはず。是非、来てほしい」
と話している。
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