ID : 8861
公開日 : 2008年 9月19日
タイトル
カゴノキの巨木が市の天然記念物に
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=153424
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元urltop:
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写真:
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田辺市伏菟野、熊野川地区の山の斜面にあるカゴノキの巨木が、市の天然記念物に指定された。幹周り3・35メートル、樹高約18メートルで、樹齢は300~400年と推定されている。
カゴノキは、木肌に鹿(か)の子模様が入る。紀南地方では「コガ」とも呼ばれる。堅くて滑りがよいことから、戸車や敷居に使われた。
木材として価値も高いが、紀南地方の照葉樹林になくてはならない樹木であり、紀南を拠点に活躍した生物研究者の故・後藤伸さんが以前から、この木を市の文化財にしようと働き掛けていた。この遺志を引き継いだ
市文化財審議会委員の玉井済夫さんらが所有者と協議しながら指定への準備を進め、今年6月20日に指定された。
市教委は「紀伊半島の照葉樹林を構成する樹種の一つだが、自然林の減少で野生の生育地が少なくなっている。近年では社寺林にわずかに残っているだけの貴重な樹木」と話している。
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