ID : 8832
公開日 : 2008年 9月20日
タイトル
大野木工の心実演 洋野の団体
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新聞名
岩手日報
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元URL.
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080920_14
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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洋野町の木工職人で結成する大野木工生産グループ(中村隆代表、7人)は、東京学芸大と連携し、都会の子どもたちに木工製品の良さを理解してもらう普及活動に乗り出す。都内の幼稚園に出向いて器の作り
方を実演。同大は、子どもたちの「ものを大切にしよう」という気持ちがどう養われるか検証する。大野木工は販売額が年々減少傾向にあり、関係者は販路拡大にも期待している。
大野木工生産グループは、東京学芸大の「こども未来プロジェクトものづくり部会」(部会長・山田修平同大研究員)が行う森林環境教育事業に参加。期間は今月から1年間。
10月から、同グループのメンバーが木工給食器を導入する東京学芸大付属幼稚園に足を運び、紙芝居で素材となる木材の生育過程を説明するほか、ろくろを用いて木材をくり抜き、器の作り方を実演する。
大野木工による給食器は現在、全国で115、県内で35の保育園で利用。割れにくく、修復しやすいため20年ほど継続して使う保育園もあるという。大切に扱えば長持ちするため、環境、道徳教育に活用する保育園も
多い。
同大は、紙芝居や給食器製作の見学を通じて、幼児たちの給食器の扱い方がどう変化するかを検証し、木工品を活用する効果や効率的な学習プログラムを探る。
バブル経済期の1990年度には、年間約4億円あった大野木工の販売額は減少傾向にあり、2007年度は約1億2000万円。同グループは、同大との連携を契機に木工の持つ付加価値をPRし、首都圏での販路拡大に
もつなげたい考えだ。
中村代表は「東京学芸大と連携する中で、大野木工の付加価値と自分たちの進む方向性を確認したい。東京の消費者にもどんどんPRしたい」と意気込む。
同大産学連携推進本部長の鉄矢悦朗准教授は「大野木工の職人さんは『ものづくり』の実践者として活動しており、以前から注目していた。プログラムで幼児たちがどう変わるか検証したい」と話す。
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